横浜・関内の放送ライブラリーで行われている「ウルトラマン・時を超える珠玉のストーリー展~未来へ繋ぐメッセージ」を見学。
ウルトラマンは、その前の「ウルトラQ」に始まって幼少の頃にまさにリアルタイムで熱狂したシリーズの一つで、今から50年前に放送。
本放送時の平均視聴率は36.8%、最高視聴率は42.8%(Wikipedia調べ)という昭和の名作であり、今さら説明は不要だろう。
本放送時の平均視聴率は36.8%、最高視聴率は42.8%(Wikipedia調べ)という昭和の名作であり、今さら説明は不要だろう。
昨年(2015年)夏にも横須賀美術館でウルトラシリーズの企画展を見たが、今回はそのストーリー性に主眼を置いた展示会。
私はヒネた子どもだったので、実際にTVで見ていた頃はウルトラマンの正義感よりも毎週出てくる怪獣の造形美に魅せられたクチだが、その時々で子ども心に涙するようなストーリーがいくつかあった。
そしてそれらに社会性を秘めた奥深いメッセージがあったのに気付いたのはもう少し大人になってからというのが、おそらく自分と同世代のオヤジたちの共通意識ではないかと思う。
植民地政策。沖縄問題。競争社会における犠牲。組織と個人との葛藤。人間の果てしなき欲望とそれに対する反動・・・。
私はヒネた子どもだったので、実際にTVで見ていた頃はウルトラマンの正義感よりも毎週出てくる怪獣の造形美に魅せられたクチだが、その時々で子ども心に涙するようなストーリーがいくつかあった。
そしてそれらに社会性を秘めた奥深いメッセージがあったのに気付いたのはもう少し大人になってからというのが、おそらく自分と同世代のオヤジたちの共通意識ではないかと思う。
植民地政策。沖縄問題。競争社会における犠牲。組織と個人との葛藤。人間の果てしなき欲望とそれに対する反動・・・。
そういった重い社会的テーマを金城哲夫を始めとする若い作家陣は実質20分ほどの作品の中に盛り込んでいたわけだが、当時の子どもたちには理解するにはやや難しく、全体として完全懲悪ものの爽快さに消されてしまいがちだった。
しかしながら、何となく見終わった後に妙に吹っ切れないモヤモヤ感が残り、それは半世紀経った今でもオヤジ達の心にしこりとして残っているに違いない。
しかしながら、何となく見終わった後に妙に吹っ切れないモヤモヤ感が残り、それは半世紀経った今でもオヤジ達の心にしこりとして残っているに違いない。
単に侵略に来たわけではなく増え過ぎた自らの人口問題を解決すべく地球にやってきたバルタン星人。
欲しいもの(地球)を手に入れようと子どもの心を掴もうとするメフィラス星人。
ただ寝ているだけのガバドンを攻撃するため、子どもから非難されるウルトラマン。
そして極め付けは、宇宙開発競争の果てに人類の犠牲となったジャミラ。
欲しいもの(地球)を手に入れようと子どもの心を掴もうとするメフィラス星人。
ただ寝ているだけのガバドンを攻撃するため、子どもから非難されるウルトラマン。
そして極め付けは、宇宙開発競争の果てに人類の犠牲となったジャミラ。
未来へ繋ぐメッセージとして、次なる世代に残したい作品だと思う。
(当時、セーターを頭から被ってジャミラごっこなどしていた自分が情けない。 )
(当時、セーターを頭から被ってジャミラごっこなどしていた自分が情けない。 )
のですよね。(; ̄ェ ̄)
監督さんは、ハンドルネームは “怪獣王子” の方が
良かったのではないでしょうか?(≧∇≦)
さすがにイイ年して「怪獣王子」はないでしょう。(>_<)