天候:/
行程:ナイロビ国立博物館-ナイロビ発(ドーハ経由)日本へ
さて、旅もいよいよ最終日。
今日は夕方17時過ぎの便に乗るので、14時にはクリスが迎えに来ることになっている。あまり遠出はできない。
8時に朝食。
荷物を全てパッキングしてホテルのフロントに預け、9時から歩きで博物館(Nairobi National Museum)へ出かけてみる。
市街北端のホテルから歩いて20分ほど。約1.5kmの距離。
中心部より町外れの方が人が少なく、かえって危険なような気もしたが、北側は警察署や大学があり、素行の悪そうな人はいなくてまったく安心して歩けた。
ナイロビ大学(左)とナイロビ国立博物館
ミュージアムはスネーク・パークも併設していて、外国人だと共通券でUS19$。ちょっと高い気もしたが、まぁこんなもんか。(ナイロビ市民、ケニア国民、外国人と三段階の料金設定になっていて、もちろん市民が格安。)
展示物は主に鳥や動物などの「自然」、人間の進化をたどった「起源」、ケニアという国の「歴史」、古くからの「風土・民俗」、そして絵画を中心とする「美術」と各テーマに沿ってコーナーが分かれている。
その中でも、自分はやはり白人たちに迫害されてきた歴史と土俗ともいうべきケニアならではの風習が興味深かった。
幼稚園児から高校生まで遠足、社会見学で訪れる人が多い。アフリカといえばお面。そして本物のマサイの盾は機動隊の物より大きい。
この日は地元の幼稚園から小・中・高校生と遠足、社会見学の団体がとても多かった。
正直、動物たちの剥製やガラス・ケースに入った生きた蛇より、ケニアの子どもたちの様子を見ている方がよほど面白い。
「平たい顔」族が珍しいのか、みんなこちらをチラチラ見ているが、こちらが笑顔で「Jambo!」と言うと、はにかみながら応えてくれる。
そのうち、こちらも面白がって写真を撮る時、ポーズを要求したりする。
係員が「ミュージアムの中は広いぞ。案内しようか?」と言ってくれたが、一々説明に返事をするのも面倒なので、一人で見て回った。
広いと言ってもサッと見ればミュージアムで1時間、スネーク・パークで30分といったところだ。
どこの国も子どものやることは同じ (本当は私がやらせたのだが・・・) 。右の写真はピートルズのアルバム・ジャケット風?に撮ってみた。
帰りもタクシーを拾わず、歩いてホテルまで。
ランチはホテルのそばの"Pizza Inn"で摂る。ここは夜はそれこそ白人観光客の溜り場で、昼も地元の「デボネア・ピザ」がガラ空きなのにここはそこそこの入りである。確かに美味い。
店内はスローなアメリカン・ロックが流れ、いい雰囲気。いろいろあったけど、もうすぐケニアともお別れだ。
約束の14時になったが、エージェントのクリスは現れやしない。まったく・・・。
30分待って来なかったら、さっさと自分でタクシーを拾って空港へ行ってしまおう・・・と思ったら25分ぐらいしてやっと来た。
「何だ、こんな所に座ってないで、電話してくれればいいのに。」まったく調子のいいヤツだ。
最後にチップでもねだられるんだろうなと覚悟していたら、彼もあれでなかなか忙しいらしい。
「You climbed Batian, enjoy Safari.Is it OK?」と握手をしてそれで終わりだった。自分は空港まで送れないのでと、その辺のタクシーを捕まえてくれた。
空港までは運転手のおっちゃんと最後の会話。ケニアの天気とか日本のトヨタ車が多いなとかそんな話をした。
「オレのこの車もトヨタだ。日本はテクノロジーの進んだイイ国だ。」そう言っておっちゃんはニッと笑った。
いろいろあったが、ケニアの人たち、そしてケニアで出会った他国の人たちも、みんな実に親切だった。
エージェントのクリスとテクニカル・ガイドのキムはちょっと調子イイところがあったが、ケニア山で一緒だったエリック、アリージャ、ジョセフ、デビッド。香港から来たJUNE。高山病を心配し、薬を大量にくれたマット。
サファリで一緒だったヒデ、ミーナ、グエンダル、カリーナ、イタリアのモヒカン・カップル、そしてドライバーのアイザック。
セコいチーフは別にして、マサイの若い連中。
最初は「平たい顔」族に対して不愛想だったが、日に日にフレンドリーに接してくれたコンフォート・インのメイドたち。
それら全ての人たちに感謝して、ケニアを後にした。
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ケニアは赤道直下ということで、私も素人考えでさぞかし朝陽や夕陽がダイナミックに見えるんだろうなと思っていましたが、全然普通でしたね。ちょっと拍子抜けでした。
ケイさんは随分前に行ってたんですね。
ナイロビなどは今でも「地球の歩き方」などに相当危険なように書いてあるけど、今回はまったくそんな風に感じませんでした。
みんなフレンドリーだけどあっさりしていて、日本人というとトヨタ車が人気のせいか、一目置かれている?感じもしました。
ハエや蚊も今回はほとんど気になりませんでした。
山小屋のトイレは便座が無いけど、一応、沢の流れを使った水洗だし・・・。
あっ、いただいたシャツ着て頂上まで行ってきました。
内側に着ているので、写真ではなかなか見えてないけど。(御礼は後ほど)
濃厚なケニアの旅、楽しく読ませてもらいました。
私は15年ほど前に1週間ケニア(ナイロビとサファリ)を
旅しました。
サバンナに沈む夕陽を見たくてサファリへ行きましたが、
運悪く訪問したサファリ(ンゴロンゴロ)の宿舎は西側が
台地になっていて朝日しか見ることが出来ませんでした。
当時は治安が悪く、ナイロビについて直ぐに訪れた
道祖神という旅行者の事務所で「つい2日前に日本人が
ビルのエレベーターで刺されて死亡したのでくれぐれも
注意してくださいね。」と言われました。(アメリカ大使館
がテロで爆破された直後でした)
結構ビビリながら数日を過ごしました。
サファリはハエが多くて大変でした。
もう一度行って見たい。