倉敷三昧

住んで、食べて、見て、買って、生きて

からかい上手の高木さん3 第6話「文化祭」

2022-02-14 11:53:25 | アニメ・映画・TV番組

マンガを読んでない私には断定ができないのだが、この話はアニメオリジナルなの?

前回で西片が主役にならなかったときから当然の帰結と考えてました。タッチでもみゆきでも、こういうとき最後は主人公が主役になるものです。だから途中で主役が変わるのでは、とね。

それにしても大がかり。こんなことできませんよ、プロの劇団じゃないんだから。ちなみに、キジがめちゃくちゃ可愛い(ポニーテールの子)。みんな中学生らしいはしゃぎ方で、楽しんでいる顔がすごくいい。中学生ぐらいだとまだ幼さが残ってるからね。

さて、このあたりからエンディングに繋がる布石だらけになる。西片は上手く演技できず、天川さんに注意される。

こんな高木さんを目の当たりにして惹かれない人間なんていないでしょう。西片もドキドキしたはず。

屋上に高木さんを呼び出した西片。劇の練習に付き合ってもらうためだったけど、それを言い忘れてしまっていて、『告白と思われているんじゃ?』と慌てる。高木さんも「一瞬、期待しちゃったけどね。」もうお互いが通じ合っているってことか。

恥ずかしくてうろたえる西片を高木さんがいつもの聡明さでフォロオーして事なきを得る。

なぜこんな2人羽織の早食い大会があるか。

北条さんと浜口の関係はどうなっているのか。
(これも当然、後に繋がるはず)

文化祭前にはこういうカップルが進展するものです。こういうこともエンディングに繋がるものだわな。

さて、いよいよ劇の本番が始まり、順調に進んでいく。後は最後の王子と姫が死ぬシーンだけなのだが、、、

早食い大会で食い過ぎた主役の木村が、西片に「後は頼んだ」と最後のシーンの代役を頼む。着替えて必死に台本を読み、いざ舞台に出ようとしたとき、落ちていた栗のイガに足を取られた高木さんが倒れそうになる。ダッシュで飛び込んだ西片が高木さんを抱き留める。その時にかぶり物が外れて西片の顔が晒されてしまう。

西片を見て驚くとともに嬉しい高木さん

西片のアドリブ『僕たちの愛の奇跡なのです。』で顔を赤らめ、たがの外れた高木さんはストレートに気持ちを表す。

「あの春の日に出会ってから、あなたは私の王子様です。」

他クラスの生徒は、これを演出、元々の展開と思うだろう。クラスのみんなは西片と高木さんがアドリブで乗り切ったと思うだろう。西片はどうにか(劇を)無事終わらせられたと安堵しただろう。そして高木さんは自分の気持ちをはっきりと言葉にできたことを喜んでいただろう。高木さんの気持ちを解っていたのは北条さんだけなのかな。

と言うことで、もの凄い、怒濤の、神回の、第6話でした。

エンディングの音楽まで学園天国なんだから、ネットの書込で「いい最終回だった」なんて書きたくなる人の気持ちも分かるってもんだ。

エンディングはねんどろいどのような二等身高木さんが歌を歌う。最高に素晴らしい。歌詞も意味深、と言うかストレート。

さて私は「西片たち良かったね」と思う反面、少し淋しく悲しい。

こんな展開じゃもう4期は望めないではないか。ずっと見ていたかったのに・・、なんて悲しいことか。

元高木さんはOVAになるのだろうか。サイドストーリーで幼かった頃に出会った話でもやってくれないか。

救いは高木さんがとても幸せそうに笑っていることかな。ホント良かったね。

話は変わるけど、

文化祭は他の国ではこんな感じじゃないそうで、日本文化と言っていいでしょう。でもさすがにこんなに大げさにはできない。中学生だぞ。大学ならともかく、能力も資金力あるはずないから。アニメだから良いけどさ。

それに食べ物作っちゃダメ。O-157以来、学校では調理実習以外に作って食べるのは御法度。日本全国の小中学校は給食が普通だから、小豆島、土庄中学校は少し違っているのかも知れない。先生が差し入れに食べ物を持ってくるなんて、理想であり楽しい思い出だとは思うけど、そんなことは今はできないのです。昔は良かったんですよ。昔はむしろそれが当たり前だった。私の高校生の時だってね。

以前の福引きの回でサナエが「ルームランナー」なんて口走るから、作者の昔の実体験が色濃く反映されすぎている(さらに誇張されて)のかも知れない。

高木さんは栗色の髪だけど、お化け屋敷のシーンでは栗色を通り越して茶髪、赤かった(いくら周りが暗いからと言ってもあの髪の明るさは異常)。そのせいか、これって西片が見ている夢の話なのか? 現実ではないのではないか?? と感じてしまった。一体どういうことなのか、7話以降で解るのかな。

おまけ:木村っていつもいい仕事するよな。夏祭りの時も今回も木村のおかげでこうなった。漢だよ、木村!

ミナもいい仕事してます。詳しくはアニメで。