その着せ替え人形は恋をする 第7話
『しゅきぴとおうちデートやばっ』
喜多川はジュジュと一緒にコス合わせしたいのだけど速攻で断られた。しかしブラックリリィの写真はスタジオで撮るとのことで、そのお金を折半するとの喜多川の言葉についにOKをだす。五条の「僕も」の言葉で、喜多川の化粧も五条が担当していることを知りかなり引いていたが。
その後「フラワープリンセス烈!!」衣装作成のため、事前に本編を知りたいとの新菜(わかな)にジュジュは驚く。海夢の衣装作りをするときもヌル女を全てプレイしたとの事実にジュジュは五条を衣装制作者としてではなく、人として一目置くようになる。アニメは全126話あるうえ放映も終わっているので、海夢が持っているコンプリートボックスを借りることになった。重いからと言う理由で、喜多川のマンションに行くことになったが、約束の時間に到着したらまだ喜多川は寝ていた。
慌てて起きてドアを開けるが、自分がノーブラ、すっぴんでカラコンもしてないことに気づき慌てる(ちなみに慌てたのはカラコンのことだけ)。五条が赤面しているのはそこではないのだが、海夢は気づかない。
その後、ふたりでDVDを見るのだが、その時「これっておうちデート?」と気づく海夢。
その時に盛大に鳴る海夢のお腹。海夢が作るというのを喜んだ五条だが、その仕上がりに不安を抱いた彼は自分が作ると提案する。それを制して海夢が作ったオムライスは味は良いが卵でくるめてなくて、五条には炒飯にしか見えなかった。
その後にはジュジュの妹の心寿(しんじゅ)の登場となるのだけど、この見た目も性格も姉とは正反対の子は、きっとこれから良いからみになるのだろうなってことで、これ以上はアニメでご確認を。
さて今回は、1人1人の才能が垣間見られる回であった。
五条はおじいちゃんにひな人形の顔を褒められる。最近衣装作りばかりしていて頭の修行を怠っていたが、その経験が柔らかい線に繋がったようで、おじいちゃんからは、色々な経験が成長させるから・・と言われる。
ジュジュからはコスプレの衣装の三面図を「あなたいつもこんなことしているの?」と驚嘆され、ジュジュの目の大きさを変えるテクニックに五条は「勉強になった」という。妹の写真+レタッチのテクニックに驚いた新菜と海夢はそれを知りたいとおねがいをする。
海夢の料理は危なっかしく、包丁の使いかたもフライパンでの混ぜ方も乱暴だけど、その味付けテクニックは素晴らしい。
こうやって見ると、頭師の修行中の新菜の対象へのアプローチやこだわりがプロなのは当然としても、ジュジュも妹も海夢もみんなどこかがプロ。それが良く描かれた回であった。
もう一つは、海夢がもの凄く可愛いこと。一見チャラチャラしたギャルっぽくても、中身は恋する乙女そのもの。新菜にはかなり気を許していて、肌が出ていることも、部屋に入れて自分の秘密(オタ以外から見たらだが)を見られることも、そもそも部屋に入れることもこだわってない。以前の回で「やましいこと・・、しちゃったりして」なんて言っているしね。そこがもの凄くかわいらしくて、これからの2人を見守っていきたいと思わせる。
多くのアニメの場合、ワンクールの中で中だるみっぽい回があるのだけど、このアニメにはあまり感じられない。いい話だね、ホント。
あぁ、しゅきぴっていうのは好きなピープルの意だそうです。