毎月22日は、「ショートケーキの日」らしい。
その理由がおもしろい。カレンダーを見ると、22日の上には15日がある。22日は、毎月イチゴをのせているから、「ショートケーキの日」なのだ。きょうは日曜だけれど、平日なら、お客さんへの手土産をショートケーキにして、ちょっとした話のネタにできるね。着眼点が素晴らしい。
「ショートケーキのショートは、『サクサクした』という意味なのー!」
最近の私の弁当おかずの定番、「ブロッコリー3種おかず」の「たべもの豆知識」より。食べきると、カップの底に豆知識が書いてある。
ホールからカットした「短いケーキ」という意味ではなかったんだね。shortには、パイやクッキーなどが「サクサクする」「ボロボロする」という意味もあるらしい。初めて知った。
日本でショートケーキを広めたのは不二家で(考案者は諸説あり)、アメリカのショートケイク(shortcake)を日本風にアレンジしたといわれる。
しかし、アメリカ式のショートケイクは、日本式とは全く形状が異なる。甘めに味付けしたビスケットを横半分に割って、刻んで砂糖をふったイチゴをはさみ、その上にさらにイチゴやホイップクリームをトッピングするという、いかにもアメリカチックな、カロリー爆弾ともいうべき激甘スイーツらしい。ビスケットなら、たしかに「サクサク」としていそうだ。日本では、製菓業界の基準で、高給品を「クッキー」、廉価品をビスケットと呼んで区別するけれど、英語圏ではその区別はなく、英国では両方ともビスケット、米国では両方ともクッキーという。
なぜ日本式ショートケーキが、スポンジケーキを土台にするようになったのかは、わからない。「スポンジケーキ+ホイップクリーム+イチゴのケーキ」は、英語圏ではレイヤーケーキ(Layer cake)と呼ばれるようだ。
ショートケーキには、「ショートタイム」が語源だという説もある。たしかに、短時間で作れるかわりに、生クリームやイチゴを使うから日持ちもしない。今となっては、こちらの説の方が、実態に近くなっている。
以上、Wikipediaさん、ありがとうなのだ。些少で申し訳ないけれど、私も今月から毎月寄付をすることにした。ガチャ10連分より安くて良心的な価格設定だしね。
しかし、こういう名前の由来を勘違いした食べ物って、結構あるね。
タラモサラダの「タラモ」は、ギリシア語で「魚の卵」。「タラコ+ジャガイモ」ではなかった!という話が、志村志保子『女の子の食卓』にもありました。
イクラも、ロシア語で「魚の卵」。「いくらもあるでぇ」という、「たくさんある」という意味ではなかった。
地名関連にも、一種の「偽装表示」はたくさんある。
有名どころでは、和製パスタのナポリタン。これは戦後、アメリカの進駐軍を通じて広まった、スパゲティ・ウィズ・ミートボールが直接のルーツらしい。『カリオストロの城』で、ルパンと次元が食べていたあれだね。『わんわん物語』にも出てきた。
新潟で「イタリアン」といえば、蒸した中華麺を具材と一緒に炒め、トマトソースをかけた「洋風焼きそば」である。カレーだと、「インディアン」になる。
大阪堂島地下街の「インディアンカレー」も、ときどき無性に食べたくなるが、あれもインドともネイティブアメリカンとも関係ない。
丸亀製麺も、炒り子出汁を使った本場の讃岐うどんとは似て非なるものである。最近話題になった丸亀製麺1号店も、チェーンを展開するトリドール本社も、兵庫県加古川にある。創業者の父君は、丸亀市の隣の坂出市の出身だから、香川県と全く関係ないというわけでもない。しかし、一部香川県民の恨みは深い。まだメジャーになる前に、創業者にお目にかかったことがあるが、良くも悪くもビジネスライクな方だった。
その理由がおもしろい。カレンダーを見ると、22日の上には15日がある。22日は、毎月イチゴをのせているから、「ショートケーキの日」なのだ。きょうは日曜だけれど、平日なら、お客さんへの手土産をショートケーキにして、ちょっとした話のネタにできるね。着眼点が素晴らしい。
「ショートケーキのショートは、『サクサクした』という意味なのー!」
最近の私の弁当おかずの定番、「ブロッコリー3種おかず」の「たべもの豆知識」より。食べきると、カップの底に豆知識が書いてある。
ホールからカットした「短いケーキ」という意味ではなかったんだね。shortには、パイやクッキーなどが「サクサクする」「ボロボロする」という意味もあるらしい。初めて知った。
日本でショートケーキを広めたのは不二家で(考案者は諸説あり)、アメリカのショートケイク(shortcake)を日本風にアレンジしたといわれる。
しかし、アメリカ式のショートケイクは、日本式とは全く形状が異なる。甘めに味付けしたビスケットを横半分に割って、刻んで砂糖をふったイチゴをはさみ、その上にさらにイチゴやホイップクリームをトッピングするという、いかにもアメリカチックな、カロリー爆弾ともいうべき激甘スイーツらしい。ビスケットなら、たしかに「サクサク」としていそうだ。日本では、製菓業界の基準で、高給品を「クッキー」、廉価品をビスケットと呼んで区別するけれど、英語圏ではその区別はなく、英国では両方ともビスケット、米国では両方ともクッキーという。
なぜ日本式ショートケーキが、スポンジケーキを土台にするようになったのかは、わからない。「スポンジケーキ+ホイップクリーム+イチゴのケーキ」は、英語圏ではレイヤーケーキ(Layer cake)と呼ばれるようだ。
ショートケーキには、「ショートタイム」が語源だという説もある。たしかに、短時間で作れるかわりに、生クリームやイチゴを使うから日持ちもしない。今となっては、こちらの説の方が、実態に近くなっている。
以上、Wikipediaさん、ありがとうなのだ。些少で申し訳ないけれど、私も今月から毎月寄付をすることにした。ガチャ10連分より安くて良心的な価格設定だしね。
しかし、こういう名前の由来を勘違いした食べ物って、結構あるね。
タラモサラダの「タラモ」は、ギリシア語で「魚の卵」。「タラコ+ジャガイモ」ではなかった!という話が、志村志保子『女の子の食卓』にもありました。
イクラも、ロシア語で「魚の卵」。「いくらもあるでぇ」という、「たくさんある」という意味ではなかった。
地名関連にも、一種の「偽装表示」はたくさんある。
有名どころでは、和製パスタのナポリタン。これは戦後、アメリカの進駐軍を通じて広まった、スパゲティ・ウィズ・ミートボールが直接のルーツらしい。『カリオストロの城』で、ルパンと次元が食べていたあれだね。『わんわん物語』にも出てきた。
新潟で「イタリアン」といえば、蒸した中華麺を具材と一緒に炒め、トマトソースをかけた「洋風焼きそば」である。カレーだと、「インディアン」になる。
大阪堂島地下街の「インディアンカレー」も、ときどき無性に食べたくなるが、あれもインドともネイティブアメリカンとも関係ない。
丸亀製麺も、炒り子出汁を使った本場の讃岐うどんとは似て非なるものである。最近話題になった丸亀製麺1号店も、チェーンを展開するトリドール本社も、兵庫県加古川にある。創業者の父君は、丸亀市の隣の坂出市の出身だから、香川県と全く関係ないというわけでもない。しかし、一部香川県民の恨みは深い。まだメジャーになる前に、創業者にお目にかかったことがあるが、良くも悪くもビジネスライクな方だった。