穴ボコだらけのクレーター大阪の間違いちゃうんか。
大阪都の下では、大阪市も堺市もなくなる。さらに今度は神戸まで巻き込むという? 以下の記事に付したコメントは以前書いた記事を一部手直しして再掲したもの。
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■維新が新構想、「兵庫の東部」も大阪都に 神戸市民は猛反発「一緒になるなんて嫌!」
J-CASTニュース 4月5日(金)8時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130405-00000000-jct-soci
「大阪だけでなく周辺10市くらいを合併し、尼崎や西宮を越えて神戸まで特別区にしたい」――日本維新の会政調会長の浅田均大阪府議会議長が、こんな独自の考えを述べたという。
実現すれば「東京に対決する強烈な自治体ができあがる」と鼻息が荒いが、巻き込まれる側の神戸市民らは「馬鹿は大阪だけでやれ」などと怒り心頭だ。
■大阪市だけだと東京23区に比べてかなり小さい
浅田均議長は最近、兵庫県・伊丹市長選の立候補予定者の集会で、阪神間を含めた都構想を明かしたという。
それは、現在進行中の大阪市を解体、大阪府と統合して大阪都とする府市再編計画が実現した後の展望だ。2013年4月4日、J-CASTニュースの取材に対して浅田氏は「大阪市内だけだと特別区人口は267万、東京23区(約800万)に比べてかなり小さいわけです。そこで再編が終わったら、周辺10市合併、特別区として『グレーター大阪』とすることは前からいっていました。長期的な話ですが、伊丹市での話ですのでね、セカンドステップとしてさらに周辺に拡大し、尼崎、芦屋、西宮、伊丹、宝塚、そして神戸までをも視野に入れることも不思議ではないというようなことをお話した」と改めて説明した。
グレーター大阪は、イギリスの首都ロンドンにおける行政区画「グレーター・ロンドン」に倣った構想。グレーター・ロンドンは、中心地であるシティ・オブ・ロンドン(市)に32の特別区を加えた範囲を領域とし、交通、警察、経済開発、消防、救急などの幅広い分野にわたって権限を有する。
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しかしグレーターロンドンは、行政機関が小さくなったかわりに、国による特殊法人の乱立という弊害も出ている。さらに国内最大の貧困エリア5つのうち3つがロンドンに集中している。大きなロンドンは、かえって経済格差を拡大した。イングランドのほとんどの自治体は議会が執行機関でもあるという、日本とは全く異なった構造であることも全く考慮されていない。
以下のリンクは長文PDFなのでリンク時は注意。「大阪都構想」は広く読まれてほしい。
◇イギリスの地方自治(長文pdf注意)
http://www.jlgc.org.uk/jp/information/img/pdf/UKtihoujichi.pdf
◇「大阪都構想――メリット,デメリット,論点を考える――」(立命館大学・村上弘教授)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/11-1/murakami.pdf
「大阪都構想」の結論だけ引用すると、
「大阪都は,必要性が小さくデメリットの大きい,集権化である」
「大阪都は,効率の面ではプラスとマイナスがあり,大阪の民主主義と政策能力に対してはマイナスが大きい」
ということに尽きる。
大阪市民であるおれは大阪都構想に反対する。大阪市と堺市の分割統合というキモの部分さえ、理解もコンセンサスも得られていない。兵庫県民まで巻き込む資格も権利もないのだ。
大阪都の下では、大阪市も堺市もなくなる。さらに今度は神戸まで巻き込むという? 以下の記事に付したコメントは以前書いた記事を一部手直しして再掲したもの。
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■維新が新構想、「兵庫の東部」も大阪都に 神戸市民は猛反発「一緒になるなんて嫌!」
J-CASTニュース 4月5日(金)8時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130405-00000000-jct-soci
「大阪だけでなく周辺10市くらいを合併し、尼崎や西宮を越えて神戸まで特別区にしたい」――日本維新の会政調会長の浅田均大阪府議会議長が、こんな独自の考えを述べたという。
実現すれば「東京に対決する強烈な自治体ができあがる」と鼻息が荒いが、巻き込まれる側の神戸市民らは「馬鹿は大阪だけでやれ」などと怒り心頭だ。
■大阪市だけだと東京23区に比べてかなり小さい
浅田均議長は最近、兵庫県・伊丹市長選の立候補予定者の集会で、阪神間を含めた都構想を明かしたという。
それは、現在進行中の大阪市を解体、大阪府と統合して大阪都とする府市再編計画が実現した後の展望だ。2013年4月4日、J-CASTニュースの取材に対して浅田氏は「大阪市内だけだと特別区人口は267万、東京23区(約800万)に比べてかなり小さいわけです。そこで再編が終わったら、周辺10市合併、特別区として『グレーター大阪』とすることは前からいっていました。長期的な話ですが、伊丹市での話ですのでね、セカンドステップとしてさらに周辺に拡大し、尼崎、芦屋、西宮、伊丹、宝塚、そして神戸までをも視野に入れることも不思議ではないというようなことをお話した」と改めて説明した。
グレーター大阪は、イギリスの首都ロンドンにおける行政区画「グレーター・ロンドン」に倣った構想。グレーター・ロンドンは、中心地であるシティ・オブ・ロンドン(市)に32の特別区を加えた範囲を領域とし、交通、警察、経済開発、消防、救急などの幅広い分野にわたって権限を有する。
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しかしグレーターロンドンは、行政機関が小さくなったかわりに、国による特殊法人の乱立という弊害も出ている。さらに国内最大の貧困エリア5つのうち3つがロンドンに集中している。大きなロンドンは、かえって経済格差を拡大した。イングランドのほとんどの自治体は議会が執行機関でもあるという、日本とは全く異なった構造であることも全く考慮されていない。
以下のリンクは長文PDFなのでリンク時は注意。「大阪都構想」は広く読まれてほしい。
◇イギリスの地方自治(長文pdf注意)
http://www.jlgc.org.uk/jp/information/img/pdf/UKtihoujichi.pdf
◇「大阪都構想――メリット,デメリット,論点を考える――」(立命館大学・村上弘教授)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/11-1/murakami.pdf
「大阪都構想」の結論だけ引用すると、
「大阪都は,必要性が小さくデメリットの大きい,集権化である」
「大阪都は,効率の面ではプラスとマイナスがあり,大阪の民主主義と政策能力に対してはマイナスが大きい」
ということに尽きる。
大阪市民であるおれは大阪都構想に反対する。大阪市と堺市の分割統合というキモの部分さえ、理解もコンセンサスも得られていない。兵庫県民まで巻き込む資格も権利もないのだ。