新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

大阪人の道案内

2011年07月19日 | 大阪
出先で、駅までの道をたずねられた。

「それならこの通りを、ダーッとまっすぐですわ。高架が見えたら、そこピューと右に曲がって。駅が見えます」

話しながら、ん? 大阪人の道案内には擬音がよく出てくるというけれど、いつの間にか伝染っている。

この場合の「ダーッ」は、「迷わず行けよ、行けばわかるさ」のアントニオ猪木の心。5分、10分、目的地にたどりつかないどころか、目標物さえ見えないのは不安だろうけれど、横道にそれたら絶対だめ、迷わず行けよ、という意味。

「ピュー」はフリスビーをくわえた犬が走り抜けていくイメージかな。歩いて1分以内。もう、迷いようがない距離。

「ダーッ」も「ピュー」も、人によって、またその日の気分でコロコロ変わる。テキトーなものだ。

那覇とロンドンしか都会を知らない英国在住の友人は、「TokyoはStreet nameがないから、道がわかんないよ」とぼやいていた。

しかし、大阪の中心部なら、大きな道路に沿って歩いていけば、後は「ダーッ」と「ピュー」で、いずれはどこかの駅にぶつかる。地下鉄は基本的に御堂筋や四つ橋筋や谷町筋などのメインストリートの下を走っている。

ところで、地下鉄の入線警告音に鈴の音が混じるのは、路面電車時代の名残だろうか。梅田駅ホームの百葉箱も気になっている。

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