平松さんを支持する理由

　外回りで歩いていたら、宣伝カーが「維新の会ガ－」とアナウンスする声が聞こえてきた。

　「あァン？」とついメンチを切ってしま。

　「橋下知事と維新の会に反対する大阪市民の会」（という感じの名称らしかった）の皆さんだった。白いボックスカーで、正式な団体名は確認できず。

　心を入れ替えた？共産党系のみなさんかな。
　
　やさしげな女性の声はよかったね。しかし、最初におれがかんちがいしたように、敵の名前連呼するのは逆効果だよ。なんで、橋下の宣伝したらなあかんねん。

　ついでに、大阪人はアホをもって貴しとなし、判官びいきだから、「週刊誌と一緒になってアカが叩いている！」と受け取られる危険もある。

　しかし、今回ばかりは、平松市長に､勝ってほしい。数字の上では勝てる。昨年参院選での得票率でいけば、支持を表明した自民＋民主2名＋共産で、62.5％もある。シェア22％強ある公明支持層は、平松・橋下で割れている。地域の福祉を支持基盤にしてきた公明支持層と、橋下政治は相容れない。半分でも平松支持に回れば、この選挙には勝てる。

　しかし自民も民主も、支持層が維新の会と重なっているのは同じ(もっとひどい)。既成政党が組織票をまとめきれるのかといえば、かなりきびしい。

　それでも、あえていいたい。選挙に勝つことだけが目的になってはいけないと思う。大切なのは、そんなことじゃない。

　やはり「反橋下」だけが結集軸ではつまらないね。大阪をどんな町にしたいのか。それがいちばん大切でしょう？

　もっと働いていて楽しくて、住んでいて誇りにできる町にしたい。

　平松さんは通天閣ロボを名誉市民に任命して(だったら野宿者にも選挙権認めろ！といいたいのだが)、大阪の技術力を海外に積極的にPRしてきた。
　(過去ログ　http://gold.ap.teacup.com/multitud0/284.html)

　橋下くんはそんな地道な努力はしてこなかった。あの人は、パフォーマンスだけ。企業の東京流出は橋下府政になって、かえって加速した。

　もし大阪人が目先の公務員叩きだけに目を奪われてしまって終わりなら、大阪はそこまでだ。しかしタレント知事と違って(そこは平松さんも一緒か)、おれたちはこれからもこの町に暮らしていくんだぜ。