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日経新聞 私の履歴書 日本を支える企業トップの物語

2020-01-09 22:31:00 | 日記
昨年12月は、TDK元会長澤部氏の履歴書でした。

11月のファンケル会長の話が面白くて、毎朝読む習慣がついてしまった。

それで、引き続き12月も軽い気持ちで、読み進めていたら。。


TDK元会長澤部氏の履歴書は、池井戸ドラマ張りの骨太大企業物語で、読み応えありすぎというか、一介のおばちゃんには重すぎる濃い内容。社長業とはこのように豪胆でなければならないのか、このように運に祈るばかりなのか、と重苦しい場面も多々あった。

実をいうと、月半ばで話が小難しく専門的でついていけなくなったのか、気がついたら何日も読んでなくて、今日図書館でじっくり読み直してみた。

月初めの回顧では、昭和感満載のモラハラ上手が登場する。「君みたいなアホはいらん。本社帰れ。」「アホは、人の2.5倍努力必要。」「君、日曜日は何もすることないやろ?」と休日返上で仕事させられたり。ところが、この上司がのちに一番の恩人になるという、これも昭和的なエピソード。

月半ばになり、社長に抜擢されてからが、難しい。

ITバブル崩壊後の大規模なリストラを決断したり、海外子会社のリストラを敢行したあたり。

一方で、海外の外国人社員の素晴らしい才能を見出したり、優秀な部下のために、目の上タンコブになってるおべんちゃらが上手なだけの社員をたった一言だけで左遷させたりと、社長の手腕をふるったりする場面は痛快でした。あと、会社の方針や、後任の選び方、会長職のあり方などなど、TDKという企業と一緒に成長していく澤部氏の興味深い話題が続きました。


そして、歳が明けて始まったのは、日本証券業協会会長鈴木氏の履歴書。この方の物語は今のところ暗さは全くなし。しかも、著者近影が昭和の名優、竹脇無我ばりのイケメン。慶應ボーイ時代はモテモテで、竹内マリアを輩出した軽音楽サークルで青春を謳歌し、大和証券入社後は、甘いマスクで?セレブ妻に営業かけてる様子が語られています。この方の履歴書は大丈夫か?思えるほど(笑)明るくて、読み易そう。というか、そうであってほしい。