ミラー割った』とのたまう。見に行くと、左のミラーが半分割れてハウ
ジングもグラグラ。良く聞くと、右フロントフェンダー左リアコーナも
ぶつけて、前後のバンパーも脱落状態。う~ん、今週末は新月期だから
出撃を予定しているのに大丈夫かいな、、、
取りあえず落ちたバンパーはタイラップで止めて、フロント、リアの
へこみはそのままとして、後はミラーだな、、、部品有るかな?
取り敢えずは、半分残ってるので見難いけど何とか走れなくもないか、、
【↑タイラップで止める途中のリアバンパー、フロントは↑完了した所】
自分でぶつけたり、転がしたりして壊すのは慣れっこだが、人が壊すと
小破でも、なんかブルーな気分だな、、、早くミラー調達しなきゃ、、、
(自分でぶつけた時は大抵、大破なので、次の車の調達でブルーだが)
さて、気を取り直して、1/26の自宅からの散開星団撮影の翌週の週末は
月が大きくて、月没後2時間程度しか撮影の時間が取れない。1回当たり
8000円程の交通費を出して行くには、ちょっと非効率的かなと、遠征を
自重した。
その代り先日の自宅撮影が割とうまく行ったので、週末には1日早く
2/2の夜中(2/3未明)の3:00に早起きして、自宅で撮影を行った。
今日は、光害のひどい三鷹でもうまく銀河や星雲が撮れないかな?と、
作戦を練ってみた。で試してみようと思ったのは、どうせ三鷹では
沢山露出しても、光害のかぶりがひどいので、どうせなら倍率を上げて
少しFを暗い状態にして、かぶりと星雲のS/N比は倍率を上げても、
変わらないかもしれないが、解像度の高い画像が得られるので、
トータル画像は、多少ましになるのではと考えた。
但しこれが使えるのは、ある程度明るい星雲や銀河に限られる。
また極軸や追尾の精度も高倍率では影響が大きく成ってくる。
先ず候補に選んだのが、明るくて小さめのM104ソンブレロ銀河だ。
富士山では9mm80倍でも、かなり明るく写ったので、もう少し倍率を
上げても写るだろうと予想して、鏡筒をM104に向けるべくセットアップ
したが、自宅でも以外にセットアップに時間が掛かってしまった。
撮影の準備が出来たのは4時頃で、M104は、すでに南中を過ぎて、
アパートの屋根の影に入った後だった、、、、がっかり、、、
あきらめて、次の候補に移る。次の候補は、M81を考えていたが、
だいぶ傾いてしまっているのであきらめ、あまり明るさに自信は
無いのだが、高度の高いM51をターゲットにしてみた。
先ずは倍率を普段使ってる80倍でどの程度写るか試してみる事にした。
位置を合わせて、試しに同条件の64秒で撮ってみた。
【↑三鷹で撮影の未加工1枚画】
バックモニターに写ったM51は、かぶりはある物の、以外に銀河の腕まで
そこそこ写っている様に見えた。
これなら、普段と同じままでも、結構いけるのでは?と思い、富士山での
撮影と同じ条件で24枚程撮影して、そのうちブレの少ない17枚を
コンポジットして、画像処理してみたのが下の絵↓
【↑M51 りょうけん座の子持ち銀河】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
UW9mm 80倍 LPS-P2使用 ISO3200 S:64秒x17コマ
撮影場所:東京都三鷹市(自宅)撮影日:2012/2/3 04:14~04:57
jpegからRegistacsでコンポジット
→YIMGで回転、トリミング、かぶり補正、ガンマ補正、リサイズ
バックモニタの写りから、もう少しはっきり銀河が出るかと思ったが
やはり光害指数240オーバーの三鷹でのかぶりでは、そう上手くは
行かなく、富士山での画像に比べると当然ながらだいぶ薄めの
M51子持ち銀河の写真となった。
ただ、三鷹で撮った事を考えると、これはこれで結構良く撮れてると
思う。今まで、三鷹では余り倍率を高くして撮影した事が無かった
事もあり、銀河の腕を、ここまで解像して描写できたのは初めてである。
ちなみに、M51撮影時点の温度は↓-5℃!(2月3日 04:26時点)
三鷹でこの温度は寒い!し、滅多にない。先日のM42といい、今回の
M51といい、冬場の寒い日なら、高い所にある明るめの星雲・銀河は、
意外に倍率を上げなくても、三鷹でも行けそうかも知れない。
取り合えず、今回はJpegで処理しているが、RAWでも記録してあるので
後でRAW画像処理に挑戦してみて、うまく行ったら、また報告しよう。
ちなみに、今回はダーク減算がカメラ任せなので、撮影にかなり時間が
掛かるのが難点だな、、、早い所ダーク減算の手法も確立しないと、、
2012.02.03(2/15)
PS:天気にもよるが、現時点では金曜日の夜に鳴沢村もしくは、
富士吉田への遠征を予定中。
追加(2012.5.3)
上の画像は、かぶり補正をYIMGで行っているので、Flataideを使って
画像処理をし直してみました。ついでに前から持ってるけど使って
なかったGIMPも使ってみました。
画像処理:jpegからRegistacsでコンポジット
→YIMGで回転、トリミング(ここまでは前回の画像使用)
→Flataideでかぶり補正→GIMPで、トーンカーブ補正、リサイズ
トーンカーブとフラット補正両方換えたので判りにくいですが、FlatAide
を使う事で、銀河の色味が白っぽく自然に成ったような感じです。
(YIMGのかぶり補正画でもRGB別々に補正すれば同じになったかも?)
ちなみに、かぶり補正まではFlataideで行い、トーン補正を従来のYIMGで
実行した物↓
単に、トーンカーブ(ガンマ補正)の違いだけなんですが、GIMPの方が
トーンカーブを複数ポイントで指定できるので、使いやすく、銀河を
浮き上がらせるベストなポイントが探しやすいようです。
(YIMGは3点でしか指定できない)
ただ、一つ上のGIMPでのトーン補正は少しやり過ぎかも知れません。
(中心の飽和部分が大きくなっている)
中心の飛びを押さえるとこんな感じでしょうか↓
ちなみに、Flataideでのかぶり補正直後は↓こんな感じです。
とったままの元画像のヒストグラムは↓こんな感じでした。
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くっしー
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