今回は、今まで三鷹で一度も捕らえたことがなかった、M101回転花火銀河を何とか撮ろうというのが大きな目的だった。遠征するには月が大きすぎたのと、明け方に月が沈む頃M101も高度が上がると言うこともあり、月のあるうちにM51を試し撮りした後、残り少ない時間でM101を撮影してみた。
と言うことで、頑張って撮影してみたM101の、撮って出しJPEG1枚画の写りとヒストグラムはこんな感じ↓
【↑撮って出しJPEG1枚画、未処理のM101画像とヒストグラム】
前回や、前々回の撮影結果では、画面に銀河のかけらも見えなかったが、今回は、中心部だけ、なにやらかすかに白くなっているのが判る。
月の有るうちに撮ったM51に比べて、ヒストグラムは同じぐらい飽和近くまでのびていて、画面に写っている銀河の中心部分は、M51よりかなり薄い。
M51までは行かないが、今までの撮影結果よりは少しは期待できるかもである。と言うことで期待を持って頑張って処理してみた。
【↑M101回転花火銀河 おおぐま座の渦巻き銀河】
Vixen SM-R125S D:130 f:720 UW9mm 80倍 35mm版換算2240mm相当
SP赤道儀+AL90+SkySenser2 IXY30S+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=4.9mm
LPS-P2使用 コリメート法 合成F=3.0 S:64秒x14 Noise減算:OFF
撮影場所:東京都三鷹市 撮影日:2013/2/23 04:31-05:00
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・60%にトリミング(35mm版換算3714mm相当)・サイズ調整
う~ん、かなり厳しくて、M101の全景がしっかり写り込んでいない感じだが、かろうじて、渦巻き銀河としての腕が一部分、写った感じだろうか。ただし強烈な光害かぶりの補正と強調処理のせいも有って、淡い部分と背景との区別がはっきり付かない所も所々見られて、少しいびつな形のM101に見えるというか、M101っぽく写ってないな~、、、、
確かにM101の形としてはあんまりちゃんと写っていないのだが、しかし、今まで三鷹では全く捕らえられてなかったので、三鷹での初M101である。画像の出来は、山での画像とは比べるまでもなく、三鷹のM51よりも更に写りの悪い状態ではある物の、初めてM101が三鷹で写って、ちょっと嬉しい。
なにせ、山で撮っても淡くて中々コリメートでは手強い感じの対象なので、光害の三鷹でなんとなくそれっぽく撮れたので、早起きして撮った甲斐があったという物だ。
M101の淡い部分をもう少し写し込めて、うまくあぶり出せるようになれば、昨年上手く行かなかった、M81の渦巻く腕や、M31の周辺のディスク部分を三鷹で捕らえることもちょっと期待が持てるかもだ。
2013.2.23(3/23)
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