しかし、仕事が終わった5時15分の時点で、雲量9/10で、東の空は暑い雲に覆われている様だった。ちょっとガッカリしながらスーパーで買い物をして帰り着いてから、念のためセッティングしておこうかと、準備をしだすと、いくらか雲間に月が見え隠れしている。
雲間に再び隠れた月が出るのを、ビールでも飲みながら待つ。
何とか雲間に顔を出した月に、ピントと露出を合わせて撮影できたときには、既に月食は50%ほど食分が進んでいた。
2014.10.8 18:45 EOS Kiss X2 + Custom80 D:80 f:910 F:11.4 Iso400 SS:1/60秒
その後も、多少雲量は8/10程度に改善しつつも、相変わらず雲間に見え隠れしているので、月が顔を出したタイミングでシャッターを何度か切った。
18:57 だいぶ食分が進んで残り1/4程度
皆既が近ずくと月が暗くなってくるので、かなり見えにくくなってくる。皆既になるころには、再び雲の中!
何とか雲の中から顔を出したところを、撮影するが、月がかなり暗くなっているので、シャッタースピードを遅くしたのだが、8cm鏡筒でFが暗かったので、シャッタースピードを2秒程度にしないとIso1600まで上げても、適正性露出にならない。今回、赤道儀は使っている物の月だから問題ないだろうと、追尾のモーターは使っていなかったので、2秒も露出すると、かなり流れている。一応ブラケッティングで+/-1EVの撮影を行っていたので、かろうじて写って、流れも目立たない程度に写っていた、1秒露出の画像を多少処理したのが下の絵。
20:11 Iso1600 SS:1秒
う~ん、ちょっと露出不足気味だ。せめて13cm鏡筒を使っていれば、2絞りほど稼げたから、何とかなったと思われるのだが、、、今回、カメラをセットする時にコリメートにしようか直焦点にしようか迷ったのだが、いつものコリメートにしておけば良かったと後悔しても後の祭り。
まあ、追尾モータの付いた赤道儀を使わず、ベランダでお手軽観望の時点で、かなり手抜き撮影なので、まあ致し方ない所だろうか。
20:27 Iso1600 SS:1秒
皆既月食が終わって、部分食が始まった頃。部分食開始直後は、また雲に紛れていたので少し後の時間の撮影。
20:52 Iso400 SS:1/60秒
このころには、だいぶ空も晴れてきて、雲量は6/10位まで改善
21:30 Iso200 SS:1/250
そろそろ月食も終わりが近づいてきた。このころには月の高度も高く上がってきたので、8cm屈折鏡筒に直焦点撮影では、バックモニターの確認がかなりつらくなる。ベランダに座り込んで撮影を続ける。
21:45 Iso200 SS:1/160秒
部分月食も完了。まだ半影食の影響で右端はいくらか暗い。
と言う事で、雲間の中で何とか皆既月食を観測できた。でもやっぱり半休を取って新潟辺りで最初から最後までのタイムラプスで撮影して、3年前に作成したいろいろと不満の残った月食動画を2014年版で置き換えたかったな、、、、
2014.10.8(10/9)
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