物の、無事に車検を通して貰って戻ってきた。基本的に車検が通れば
それ以外の不具合は有ったら教えてくれれば自分でやるからと言う
事でお願いしていたのだが、右フロント外側のドライブシャフト
ブーツが切れてると言われていたので、2/5日曜日の昼前頃から、
ドライブシャフト交換をする事にした。
【↑ブーツの切れた、外したドライブシャフト】
ブーツ切れだと、普通はブーツのみの交換なのだが、ドライブシャフト
を結構分解しないと交換できない。ガレージにはシャフトの予備部品の
デッドストックが、一杯有るので、ブーツ交換するより、シャフトごと
交換した方が楽だし、新たに部品調達をしないで済むと言う訳だ。
【↑下からのぞいたブーツ回り】
下から見ると、結構パックリ切れてる。タイヤの中も飛び散った
グリスで真っ黒になってる。良くこれで車検の下回り検査が通った
物だ。この写真はジャッキアップしてるからハッキリ判るけど、
荷重がかかって、サスペンションが沈んでいると、シャフトの
ベアリングが真っ直ぐだから、切れ目は余り見えなかったのかも
知れない。まあ、おかげで、自分で治す時間が貰えた訳だから文句も
言えないが。
↑タイヤを外すと、ハブナットの回りにもグリスが、、、
う~ん、ブーツ切れでここまでグリスはこないのでは無いかな?
ちょっと嫌な予感。
↑取りあえず、邪魔なアンダーカバーを先に外す。
↑ハブナットの回り止めのピンを伸ばして引き抜く。
↑ハブナットは20kg位で強くしまってるので、延長棒に使い古しの
物干しを切った物を使って、空回りしないようにブレーキに
ラジペンを回り止めに突っ込んで外す。
しかし、思ったよりも軽く回った。ひょっとして、ピンの遊びの
範囲でゆるみ気味だった?
↑次にブレーキキャリパーを外す。もう何年もネジを触ってないので
17mmのメガネレンチで、手では全く動かない。向きが下向きだった
ので、体重を掛けて回して外した。
↑ストラットとナックルの間も切り離す。これも右のメガネを踏む
方向で、なんとか緩める事が出来た。
↑外したキャリパーは邪魔にならないように針金でつるしておく。
ストラットとブレーキを切り離したら、ハンドルを左一杯に切って
タイロッドを一番右端まで伸ばしておき、ドライブシャフトを
ハブのシールをこすら無い様に抜く。↓
抜いたブレーキディスクの付いたハブを見ると、悪い予感的中!
ハブベアリングがかなりがたついている。ハブを手で動かすと、
ブレーキディスクの位置が、↓こんなに動く!
あちゃ~!ハブベアリングも駄目なの、、、まいったなぁ~。
予備部品のストックを調べてみる。↓
↑フロントハブAssyは、右も左も手持ちが有るが、運悪く右のハブは
やはりベアリングにガタが有る。う~ん、そのまま交換する訳にも
いかないよな、、、、、
暫く、どうするか悩んだ結果、ガタがあっても、全く動けない訳でも
ないので、一旦このまま組み上げる事とした。予備のハブを
ベアリング交換して、後からそれに交換する事とした。
動ける足があると、部品調達等が楽になるので、ひとまず動ける様に
して、ハブベアリングは仕切り直しする作戦である。
と言う事で、引き続きドライブシャフト交換を続ける。
次の作業は、ミッションからドライブシャフトを抜く。
↑内部でCリングで止まってるので、バールを使って、てこの原理
でこじって外すのだが、これがなかなか支点の位置がうまく取れずに
簡単には外れない。
ミッションとバールの間に上からドライバーを挟んで支点にして
やっと外れた。↓
外れると、ミッションからギアオイルが出てくる↑ので、
オイル受けで受ける。
↑交換用のシャフトは、経年変化でさびさびなので、オイルシールが
当たる所は、サンドペーパーで磨いておく。
スプライン部のCリングの切り欠きが下に来る様にして、ミッションに
差し込む。でもCリングがうまく入らないので、最後は、ハンマーで
シャフトを軽く叩いて入れた。↓
↑この写真は、ハブにシャフトが入れてあるが、実際に叩く段階では
ハブに入らないので、シャフト単体で軽く叩いた。ハンマーが
見あたらなくて、慌ててDIY屋で買ってきたので、まだビーニールが
頭に付いてる。
シャフトをハブに入れて、ストラットとブレーキを元通り付けたら、
↑ハブナットを、トルクレンチで締める。
割ピンの穴とクラウンナットの切り欠きが、適正トルク時にうまく
位置が合わなくて、スプリングワッシャをひっくり返したり、
クラウンナットを別の物に交換してようやくピン位置が合った。
↑無事に割りピンを組み付けて、ドライブシャフトの交換完了。
↑最後に、漏れた分だけギアオイルを入れる。
ちなみにLSD用の80-140のオイルは、1Lで3,500円もした。
昔はもっと安かったと思ったが、、、、
最後に、アンダーカバーとタイヤを取り付けて、作業完了。
軽く近所を試走して、問題なく走る事を確認。無事完了だ。
昔は、競技の1本目で折って、午後の2本目までに会場で交換なんて
ザラにやっていたので、シャフト交換なんて楽勝と思って始めたのに、
思い通りに外れてくれなかったり、入らなかったり、余計に壊れてたり
道具が足りなかったりと意外に苦労して、時間が掛かってしまった。
昔はもっと簡単にシャフト交換なんて終わった様な気がするのだが
普段いじって無いから、どこもかしこも外れない、入らないって
感じ。はぁ~、疲れた~、、、、
でも、まだ、ハブベアリングの交換が残っているな、、、、
2012.2.5(2/6)
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