吸盤オープナーを入手した物の、前玉にはサイズが小さくて、押し付けて回しても、回るのはレンズのみで、押えリングはさっぱり回らない。
案の定である。
安曇野wasabiさんのブログの記事によると、前玉は外さなくても曇っているレンズは取り外せそうなので、前玉はさておき、後ろを前回の手順に従ってばらして、中玉の後端を露出させる。
でもって、再び吸盤オープナーの出番であるが、これまた全く回らない!サイズ的にはギリギリ押さえ金具に届くサイズなのだが、思ったように力がかからない様だ。
これ又一旦おいといて、後ろ玉の中央の2枚のレンズを取り外すべく、後ろ玉を分解。
しかしこれも吸盤オープナーではさっぱり回らない。
う~ん、何だこりゃ、、、さっぱり役に立たないな!
この日はすっかり戦意喪失で、これ以上の作業を諦める。
安曇野wasabiさんみたくマイクロドリルで穴を開けるかとも考えたが、失敗してレンズが傷だらけになりそうな予感もするので、押さえリングを削って、カニ目が入る様にするかな~とか考えるが、ヤスリの手作業じゃ、余計危ないかなとも思う。
と言う事で、後日、ホームセンターへ行って、何かいい物は無いかと物色。
マイクロドリルも含めて色々見ていると、彫金やガラス細工にも使えるルーターを発見。
これで、押さえリングを削るかな。
と言う事で、レンズに傷をつけない様に、アルコールに浸したティッシュをしいてリングを削る。
無事にカニ目で回すことが出来た。
押さえリングを取り外して、
ついでに買ったレンズサッカーで中玉の後ろのレンズを外す。
スペーサを挟んで、中玉の後ろから2番目のレンズも外れる。どうやら中玉で曇っているのは、この2枚目の様だ。
よしよし、と思って、レンズをクリーニング液で拭くが、さっぱり曇りが取れない。
試にシンナーでも拭いてみるが、これでもさっぱり状況が変わらない。どうやら、コーティングかガラス自体に傷が出来て曇りに成っているみたいだ。
ちょっとNETで調べてみるが、磨いて曇りを取る話も出てくるが、余り成功率は高く無いようだ。レンズ磨きは、許容誤差の5/100mmなら許されるらしいが、今のレンズが、偏差に対してどれ位で出来ているかも判らないし、手で磨くのに、そんな管理、シロートには出来ない!コーティングも剥がれるし、レンズを磨くのはかなりリスキーっぽい。
う~ん、とりあえず、このレンズはこれ以上手が出せないか。これでどの程度写りに影響するかだなぁ~、、、、
取り敢えず中玉は組戻して、後ろ玉の方に移ろうかと思ったが、後ろ玉は、中央のレンズなので、押さえリングを削ってもカニ目が届かない。
と言う事で、これまた後日、ロングビットを手配してからだな、、、、
で持って、手配したロングビットが届いたので、後ろ玉の中央付近のレンズの押さえらしき部分をルーターで削る。
削ったところをカニ目で引っかけて押さえリングを外す。
後ろ玉の中央部分は2枚のレンズが出てきた。
押さえリングは、カニ目がしっかり引っかかるように削って、マジックで塗っておく。
曇っているレンズを掃除するが、これも曇りが完全には取れない。
まあ、磨くわけにも行かないので、これもこのまま組戻す。
ばらした時の逆順で、元通り組み立てる。
で試しにどの程度影響があるか、28-70mmの70mm側と70-210mmの70mm側で比較撮影。
同じ70mmと謳っているのに微妙に画角が違うのはおいといて、多少コントラストは低いようだが、ちょっと見、使えないこともないかな?と言う感じだ。
ちなみに、左がきれいな光学系の28-70mm、右が今回清掃した70-210mmだ。
通常の絵ではそれほど差がないが、淡い星雲とか写して、強度の強調処理を掛けると多少差が出るかもなぁ、、、、
2016.6.11(6/14)
SIGMA 70-210mm F2.8 分解・清掃①
SIGMA 70-210mm F2.8 分解・清掃②
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