なって晴れた。さすがに明日会社なので、遠征するわけにもいかないので
三鷹で見えそうなメシエ天体探しにチャレンジ
今日はちょっと空の透明度は低いけど、新顔のGPEに13cmを載せて、
まだ少し明るい内から待ちきれずに庭に引っ張り出した。
メシエ天体には、星団も多く含まれるのだが、初心者のくっしーは
何故か銀河や星雲に心惹かれてしまう。あの渦巻いたような姿には
あこがれみたいな物さえ感じるし、それが写真に写ると心躍る物がある。
久しぶりの晴天に、待ちきれず、まだ少し明るい内に、見えないかなと
過去に見たM104ソンブレロや、北天の、M101、M81あたりに向けてみるが
さすがに暗くなるまでは望遠鏡でも3~4等星までしか見えず、
導入の為の、場所探しの予行演習にさえ成らない。(汗)
で、だいぶ暗くなってから、先ずは前回見えたM104を見るが、今日は
眼視では確認が出来ない。あれ、、今日はやっぱり透明度が低いか?
ここにあるであろう位置を一生懸命、目を懲らして見ても淡い光芒さえ
確認できない。ありゃ~!駄目か、、、、
と思ったが念の為、デジカメで撮ってみると、何となく写っている。
おお~!デジカメさまさまで有る。ちなみに今日は露光を10秒と13秒で
試してみるが、どちらも天体とバックのS/N比的に言うと、そう変わらない
写りで、相変わらずうっすらと控えめに、横長の銀河の姿が写っている。
【↓M104 ソンブレロ銀河】
R130S/D:130 f:650 PL25mm
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 15コマ
撮影日:2011/5/8 22:02-22:22 撮影場所:三鷹(自宅)
とりあえず、M104が写った事に気を良くして、次は、富士山では見えたが
三鷹では見つけられなかったM81_M82ボーデ銀河に挑戦してみる。
ステラリウムで見る限りは、M104の等級は8.3等級、M81は6.9等級、M82は
8.4等級と書かれているから、M82は無理でも、M81は見える確率が高いはず。
北斗七星のヒシャクの先端の星、デューベから、おおぐま座の首あたりにある
3等星を目印にして探そうとするが、上手く星をたどれない。
今度はデューベから、りゅう座のしっぽにあたる3等星をたどり、そこから
赤経だけを動かして下へ探して行く。3等星からM81までの距離に合わせて
ステラリウムの倍率を変えながら近づいて行ったがこれ又途中で判らなくなる。
う~ん、なかなか見つけられないな~!富士山では、あんなに簡単に
見つかったのに、光害の三鷹では、やっぱりたどる時に目標になる星が見え
づらく、なかなかたどり着けない。やっぱり駄目かなぁ~、、、、
ちょっとくじけそうになりながらも、一休みして気を取り直して、今度は
りゅう座のしっぽの3等星から赤経を動かす時に、ステラリウムの倍率を
初めから大きくし、固定しておいて、(M81が画面から消えている状態)
でもって、順番に視野に入って来る星とPCを見比べながら少しづつたどってみた。
なんとか、位置を見失わずに、だいたいこの辺に有るであろう位置まで
やってこられた。で、位置的にはこの辺だよなと、よく見ると、、、
『おお~!なんか見える~!!』『M81だ~!見えた~♪!』
光害のひどい三鷹で、やっとの事で探し当てたボーデ銀河!その淡い光芒が
眼視で確認できた時は、暗い富士山で次から次へと色々な銀河を見つけられた
時よりも何倍も嬉しかった!さすがに、M82は、ここに有るであろう位置を
目を懲らしてみても、眼視では確認できなかったが、M81は予想通り眼視で
丸いボヤッとした光芒がちゃんと確認できた。せっかくのハの字が眼視で
確認できないのは残念だが、見つけられただけでも嬉しい。早速デジカメに
撮ってみる。
【↓M81 M82ボーデ銀河】
R130S/D:130 f:650 PL25mm
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 18コマ
撮影日:2011/5/8 23:32-23:51 撮影場所:三鷹(自宅)
デジカメに撮ってみると、しっかりM82も写って、そのハの字の銀河の
並びが確認できる、フェイスオン銀河(上から見た銀河)のM81は、
眼視で見えた中心の明るい部分は良く写っているが、丸い銀河の円盤部分は
あまりはっきり写っていない。それよりも、眼視で見えなかった
エッジオン銀河(横から見た銀河)のM82の方が、銀河を横から見てる分、
周辺部分は明るいのか、銀河っぽく写っているような感じである。
と言う事で、光害の三鷹で銀河を探すのは、なかなか大変であった。
ちなみに、新顔のGPE赤道義の効果であるが、ここまでの撮影データを
細かく見ておられる方はもうお気づきかもしれないが、今までに比べて
一つの天体に掛けている撮影時間と撮影枚数はそれほど変わっていないのに
コンポジットのコマ数が遙かに多くなっている。つまり、いつもの眼視手動
ガイドなのに、架台の揺れによるブレがへり、追尾の成功率が格段に上がって
コンポジットに使える画像が増えたわけである。
ブレ易いMKの赤道義も、それはそれで、慎重に操作すれば使えない事もないが
やはり価格相応に精度が上がって、追尾成功の難易度が下がったと言える。
でも、天文機材って、それでも割高なイメージで、良い物だからと言っても
おいそれとは買えないよな~、、、、、
2011.5.8(5/19)
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くっしー
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