私は試合モードに気持ちを切り替え気合十分で会場入りしました。
さあ、受付です。
体育館に入ると係りの方が大きな声で叫んでいました。
“受付を終わった選手から計量をお願いしま~す”
・・・・・・・・・・・・・・
ゲッ、
体重判定の基準になる計量があるんかい・・・・・、
思いっきり食っちまった・・・。
今大会は延長引き分けの際には受付時の体重を基準にして
少しでも軽い方を勝ちとするルールでした。
この時まで、いつも通り引き分け時は
試合後の体重で勝敗を決めるものとばかり思いこんでいました。
“前もってもらった大会ルールの説明書に書いてあったっけ?
絶対書いてなかったよな?
私の見落としか?
それともここは毎回そんなルールなのか?
(白蓮会館の大会は初出場でした)”
と色々考えましたがルールはルールです。
(何やら大会進行をスムーズにするため途中までは受付時の体重で判定するとの当日の説明でした)
結果はご想像の通り1回戦、体重判定負けです。
(相手の体重は私の通常時の体重と同じぐらいでした)
相手選手に対して
“オマエ~主催者側の選手やさかい先に体重量るの知ってたんちゃうんかい”
と判定直後は失礼な事を考えてしまい、
深く反省いたしました。
これが私の「最後のフルコンの大会」での(良き思い出でと思い込みたい)良き思い出です。
(この時はまだグローブ空手に転向するとは夢にも思わず、
これがフルコン最後の大会になってしまいましたが
機会があれば又フルコンの大会に出てみたいものです。
それまでは40歳までフルコンの大会に出続けてやろうと考えていたほどフルコン一筋でした。)
この試合で私のセコンド達はタイマーを持っているにもかかわらず
誰からも時間の指示がありませんでした。
私は相手側のセコンドから聞こえてくる時間の経過を聞きながら闘っていました。
延長戦でもそうでした。
私のセコンド達は明確な指示も出さず、
ただ何かワーワー楽しそうに騒いでおりました。
お前ら絶対酔っ払ってたやろ!