雷桜

昨夜は霧雨のような雨が降ってた。
守り人シリーズの中の「精霊の守り人」（上橋菜穂子・著）がついに映像化されて、昨夜はそれを見た。上橋菜穂子さんのファンなので、本の想像世界が映像になるのは楽しみであった・・・
読んだ本が蘇る・・・ふむふむ・・・中々にいい感じ(^^ゞ
女用心棒のバルサの役のこれからが楽しみ・・・しかし、役の綾瀬さん、カッコイイねぇ・・・なんて思いながら見た。(^^ゞ

で、その後に数日前から読んでた「雷桜」（宇江佐真理・著）の続きを読み終えた・・
題名に惹かれたのだが、イヤ中々に面白かった！
一歳で人攫いに合い、10年も行方不明であった庄屋の娘が、実は山の中で育てられ、10年後に家族の元に戻って来る・・・二人の兄が居て、末の兄は百姓から侍になる・・・他にも中々にドラマチックが散りばめられている。
サックリ言えば数奇な運命に翻弄されて・・・となるのだろうが、何だか淡々とした気持ちで読めた・・・そういう希運な女性の生き方として。
一人の男（殿）だけの慰み者にはならないという意志の強さ、己を知っている利発さ・・というか・・・まっすぐな性分に迷いは無い・・・作者はそういう理想を持っていたのかもしれないと思わせる。

下世話な例えだが（笑）、何億かの宝くじが当たった生活を選ぶか、今現在の質実な生活を選ぶか・・・
欲深な自分ならばどうだろうかとつい思ってしまったな～（笑）
どちらを選ぶにしても迷うに違いない（笑）
欲が深いのだから、、、
自分に利のある方を選びたいではないか・・・いや、そんな浅はかな選択をしては人としての魂が卑しいではないか・・・とか、ね（笑）
主人公は女性としては男前なスッキリした女性像だ・・・
その四の五の言わない性分がカッコイイじゃないか・・・ちょっと影を引きずるバルサの複雑さとは又違う・・・

う～ん・・・しかしながら、もう少し自分もスッキリしたオナゴで育ちたかったなぁ～などと、今更ながら思ったりもするのであったわさ・・・

ま、スッキリしてたらブログはやってないか？！アハハ・・・

続・風呂屋

能代の二泊三日は気温が高く、冷え込んでいるはずの実家も直ぐにストーブを付けなくても我慢が出来る・・・という温かさ。
亭主が同行したので、余計な仕事が増える・・・と、贅沢を言いながら、いつもの如く・・・（苦笑）

で、具合が悪い・・・と言いながら、風呂屋はどうするかと問えば、行く！
はぁぁ・・・どの程度の具合の悪さか全く分からんけど、風呂には入れるという程度の具合の悪さか？（笑）
ワタシの顔を見ると、いきなり「アイスは買ってきたか？」
およっ・・・・・(^_^;)
糖尿病患者がアイス・・・
一人暮らしの家の冷凍庫にも必ずアイスが入ってたのを思い出す。
ちょこちょこ食べてたなぁ・・・そうして好きな時に好きなだけ食べたりしてなぁ・・・血糖値上げてたっけね・・・まぁ、今は病院だ・・悪ければそれなりの処置をしてくれるので・・・と思うと、いいような悪いような・・・実は複雑であるが・・・食べたいものを食べて満足を得られないとそれもストレス・・・かな（苦笑）
翌日アイス最中を二つ買って病院の冷凍庫に入れておいた。
その足で眼科の薬を貰いに行き・・一旦家に戻ってお昼を済ませ、再び午後に出向く。風呂屋に又連れて行くことになってた・・
そしたら既にアイスは一個食べ切っていたようで・・・はぁぁ・・・結構デカイあいすなのだ・・・呆れる・・（苦笑）

さて、寝てるままで風呂屋に行こうとするので少し着替えさせて・・・（笑）
入るなり番台の横の飲み物の扉をいきなり開けて、オロナミンCを買う・・・
あぃやぁ・・・と思いつつ入浴料を払う・・・番台のオバチャンが笑ってる(^_^;)
炭酸の飲み物を買ってしまったのを後悔しつつ、ゆっくり飲んでる間、先だっては気が付かなかった脱衣所の中をシゲシゲと眺めた。
　　　
珍しいものを見つけた。
境目の壁（鏡が付いている）と天井の間にダルマ・・・
これが、腹の部分に宝船が描かれている。
よく見えないかもしれないけれど写メで・・・(^^ゞ
でも、ダルマに宝船？・・・へぇ・・・ワタシはお初である。
天上には大きな扇風機もあった・・
飲み終えると母はそそくさと洗い場に・・・おぃおぃ待て待て・・・
転ばれるとコトである。
相変わらず風呂の湯は熱く・・・ワタシは長居が出来ない。
のぼせてワタシの方が倒れそうだ（笑）
そこに母は何度でも入る。
いよいよ付いていけないので少し早目に上がって、すっかり茹で上がった我が身にため息・・・（笑）
遅れて10分後に意気揚々の母・・・もっと長く入っていたい・・って、、、
さもワタシが意気地なしのような言い方をしてニヤニヤ。

年寄りに長湯はアブナイのだよ、と親にもっともらしくお説教を垂れて・・・言い訳をするワタシ・・やはり意気地なし・・か（笑）
洗った髪を撫でる櫛を忘れた・・・こういう時は手櫛で・・・と頭を撫でて整える・・・と言うほどの髪の量も無いが（笑）
すると、何やら母が突然笑い出し・・・これが呵呵大笑の笑いなのである・・
思い出しては笑い、思い出しては笑い・・・
路上に出ても呵呵大笑・・・路上一杯に声が響く・・
あぃやぁ・・分からん（苦笑）
病室に戻って満足げに相撲中継を・・・見たはずだ・・やれやれ・・・
ワタシはやや湯あたりしたようで体がかったるい・・
体力・・・落ちたかなぁ・・・（苦笑）

100選

千秋公園はどんだけの大きさかというと・・・　　　
　　　
でね・・・
　　　
とある。
公園が駅から近い処でこんなに広いのは珍しいと聞いていましたが、
都市公園１００選に入っているとは知らなんだのよ、県民なのに（笑）
オマケに桜の名所100選にも入っているらしい・・・って、もっと知らなかった（笑）
あらためて見過ごしてる看板見て・・・ほよよよ・・・

そう言えば、散歩友のご亭主が関わった？公園の生息植物の本を頂いた事があった。
実に多様な植物があるのは、何気に目を楽しませてくれてる・・・程度の感覚であったから、目からウロコがポトッ（笑）でしたね。

まだ新芽の無い桜やつつじの木々・・・そのちょっと寒い風景の公園内で見つけた微笑ましい鳥・・・
　　　　

雪の重みに耐えるように木を吊る縄が外され、落ちた松ぼっくりの山を掃除する方達がせっせと働いていた。
まだ花が咲くまでにはひと月も掛かる・・・けれど陽射しと共に芽吹く賑わいももう直ぐなのだなぁ・・・(^^ゞ

さて、今日はこれから能代へ行ってくるべ・・(^^ゞ

バドミントン

エライ、ええ天気の晴れた空だ。
玄関から朝日が眩しいくらいに入る・・・あらま～こりゃ一日イイ天気だ、散歩もチャリンコで行けようか？

昨日のニュースでバドミントンのシングル女子が優勝！・・・に驚いた。
凄いなぁ・・・
昔、ママさんのバドミントンをしてたので、バドミントンというスポーツは少し体験があって、他のスポーツよりも分かる～という感じがある・・・（笑）
しかし、世界は遠いという日本の立ち位置も分かっていたから、ワタシ的には優勝できるなんて、ほぼビッグニュースに近い感覚だ。
あのオグシオコンビが出て来た時にも期待はしたが・・・中々ねぇ・・・世界の壁は高いなぁ・・と感じてた。
韓国のダブルスの選手だった方をコーチに迎えてたんだねぇ・・・
今朝それが分かって・・・若い力はその厳しい練習に耐えて、花開いたのねぇ・・やっぱり指導者かぁ・・・と。
スポーツは若い頃からと、指導者にどれだけ恵まれるかで変わる気がするね・・
凄いね、ハードなゲームだったねぇ・・・おめでとう！だわ～(^^ゞ

ところで、ワタシがママさんバドミントンなんていうと笑われそうだが、ママさんにシングルスは無かったな・・試合はダブルスのみ。
相棒がいるので、どれだけ相棒とうまい具合にフォローし合えるか・・・なんだけどさ。気が合わないと勝てる試合も負ける・・・（苦笑）
そういう試合をしたことがあった・・・
負けて悔しい！という感情を初めて感じたのがその試合だった。悔しいという感情をあまり持たないで育った気がするから、悔しいの意味が分かってなかった。
自分的には初めての感覚だったのよねぇ・・

勝った負けたと騒ぐほどのものではないのはよ～く分かるつもりだし、所詮、ママさんの遊びじゃないか、なのだけどね（笑）
あの頃は少し拘りがあったのねぇ・・・
勝つと嬉しいものなんだということも分かってね（笑）、まぁ、あの頃君は若かった・・・ということでしょう（笑）

以来、勝ち負けを競うスポーツには、自分から関わりたくないと思うようになった。
で、勝ち負けで決められることのタマラン気持ちはモ～タクサン・・・（笑）
で、膝の怪我でリハビリの為の太極拳だったのさ(^^ゞ
しかし、意外にも・・・この世界にも勝ち負けはあったのねぇ・・・
けれど、生涯スポーツであることを目指してる自分としてはその勝ち負けとは関係無い世界で楽しんでいるので、そういう価値観や拘りも消えた（笑）

だから勝ち負けのスポーツは外から眺めるだけで楽しませてもらっている。
その勝ち負けの感情の葛藤は少しは分かる～程度、だけどね（笑）
見てる分にはスポーツ世界の勝負は凄いねぇ、ただただ、凄いねぇ・・・と(^^ゞ
感動も元気も貰いながら、凄いねぇ・・・(^^ゞ

まぁ、スポーツに関わる年代が遅過ぎたこともあるのかもしれない・・・とは負け惜しみ～～情けね～～（笑）
いえね、太極拳には、関わる年代の制限が無いところもいいのよ(^^ゞ

ドロドロ

窓を開けるとヒンヤリした空気が部屋の温かい空気を邪魔するように入ってくる。
まだ・・・寒いなぁ・・・

昨夜は松本清張のドラマを２夜続けて見ながら、あ～あの方の作品はくどい、どこまでもドロドロしてる・・・と思いながら、推理。
人の心は案外複雑で混沌とし、まぁ実はそんなに美しくはないものだと、ため息が出る。それはワタシにもあろう暗部だろうからタマランね（苦笑）そう思うなら見なければいいものを・・・さ。怖いもの見たさ的な（笑）
キレイ過ぎる水に魚住まず・・・か（苦笑）

今読んでいる本がもうじき読み終えるのだけれど、何だか似てるのよね・・・
ドロドロしてる人間の感情・・・ウンザリするくらいイヤナ面を衝きつけてるのだけど、でも何だか読んでしまうのね・・・
アメリカのユダヤ人孤児の話し・・・研究材料としてX線照射を受け続けた後遺症で頭髪もまつ毛も無い女の子の生きていく様・・・
不幸にも夫婦喧嘩の末にナイフを持った妻に殺されかけた夫がアクシデントで逆に妻が刺されてしまう、父は二人の兄妹を置いて逃亡する・・・そこから話が始まる。
翻って、今の日本の現状に何処かしら重なるものを感じながら、読んでしまう。

先だって、塩釜の友人と久々に電話をしてあれこれ話しててワタシラはガハッハハ～と笑えたからいいようなものの・・・
実際は悲惨な殺人事件などをニュースで聞くと笑えないリアルを感じたりするねと・・こればかりはその現実の中に身を置いてはじめて気が付いたりする感情だろうと。

心や頭の中のどこかで良心を失わないでいられること、己を捨てないでいられることで何とか保てている正常さなのよ。
綱渡りの状態の緊張感はどこかしらある・・・そう言いながら、笑い話に出来る相手がいるのはありがたいよねぇ、と。
いつかオカシイぞ、変だぞとなったら、お互いに注意し合おう、言ってね！・・・・なんてお粗末な言い訳を二人で言い合う、何だかね・・・ホントのホントはちっとも美しくない親孝行なのだと、お互いが分かってドキリとしてるのだ。

例えば政治家がどんなに巧い事を言っても、彼らにはその現場が分かっているとは思えない。
仕事という名目で言葉だけ、外側だけを見てあれこれ物申す。
それらを実際に引き受けている家族や施設の人々のリアルなんて分かっている議員がどれだけいるんだろうかと疑う。
あの総ての議員は自分の親や妻や子の下の世話をひと月ぐらい、ちゃんとやってみたらどうだろうか・・・一ヶ月一万円生活などというTVイベントに挑戦したらいい・・・などと、意地の悪いことをワタシはふと思うね(^_^;)

とまぁ、イジワルに余計に箔が付いてしまうような自分・・・これも自分なのである。
だからどうよ・・・っつうものでもないけどさ～（笑）
たまにドロドロしてしまうのよ（笑）許されよ・・・