京都府京都市右京区 ILCHI ブレインヨガ 太秦スタジオのブログ

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求道

2014-08-07 21:17:35 | Tetsuo's
こんにちは。今回のテーマは道です。

日本には、華道、茶道、剣道、柔道など いろいろな道があります。
また、その道にはいろいろな流派があります。
その道を極めるには、各段階を踏んでいき、何年もの時が必要ですし、資金も掛かります。
最後まで行くには、ただその道が好きだ。それをしていたら楽しい。奥深くワクワクするなど、
何らかの理由が必要です。

さて、イルチブレインヨガは表向きはヨガ教室ですが、根底には 仙道があります。
あの、山にこもって修行する仙人の道です。
仙道には師匠と弟子がいて、弟子は修行期間が長くて、なかなか師匠から教えてもらえません。
薪割に3年、掃除に3年、飯炊きに3年と続きます。
それは、いわゆる雑念(観念)を取り去るのに時間がかかるのです。
耐え切れない者は去っていき、残るのはわずかな者です。
それは昔の話。時代は変化しています。

前置きはそのぐらいして、個人的なお話をしていきます。数回続きます。

私は現職でいる前は大手電機メーカーの事務職として一般的なサラリーマンをしていました。
この道を歩むきっかけになったのは、病気でした。前厄の40歳の時に持病である慢性中耳炎の
炎症を拡大させて、両耳を手術する羽目になりました。3年間で4度も入院、手術をしました。
(通常この種の病気の患者さんは片耳だけで、両耳を手術する人は珍しいと言われました。)
その時に病気の原因を探りました。家系から来ること、仕事のストレス、
自分の生活態度の反省から体のこと、そして健康を見つめることになりました。
そして病気になるまで、目をそむけて考えようとしなかったことが湧いて出てきました。

それは

「自分は何のために生きるのか。」、

「自分の実体は何なのか。」、

「なぜこの時代、場所、家系に生まれたのか。」

という誰もが持つ人生に対しての問いをもつことでした。

中学生時代にこの答えは自分で見つけることと教師に人生の課題を与えられ、
大人になったら考えようとして、そのままになっていたのです。

自分で考えても分からず
悟り、気功、瞑想、あの世、生きがいなどの精神世界のジャンルの書籍を読むようになりました。

両親、親戚、仕事場やその環境にいる先輩諸氏の生き方を見て、また世界40カ国を旅して
その国の人々の価値観を学び、世の中はこんなものだと判断していました。

人生はむなしい。生活して、仕事をして、財産をつくり、子供を育てて死んでいく。
成功するか、敗者になるのか。
人の一生とはこのようなものだ。自分の人生はこれでいいのか。本当にしたいことは何なのか。

心地よい状態、欲望を満たすために考えて行動に移す。ただやりたいことをしていたらいいのか。

そうしている間に出会ったのが「悟りの哲学」(李承憲 著 ビジネス社刊)という書籍です。
当時 悟りに興味があったので、さっそく 後ろのページに記載されていた スタジオに思い切って行ってみました。

・・・(続く)