米作り奮闘記 高齢舎(田中ファーム)

還暦を迎え、ラストチャレンジは米作りです。孤軍奮闘、手探りの米作りは、どうなるでしょうか。

みつひかり2003を収穫

2014年10月26日 | 稲作
趣味で始めた稲作、住吉の田んぼで最後まで残っていた『みつひかり2003』の刈り取りをしました。

晩成種なので熟成を待っていましたが、事情があって11月初旬の予定を早めました。

そんな話を栫さんにしたところ、あろう事か仕事を休んで手伝ってくれました。

有り難い申し出に恐縮しながら、実際百人力のパワーを得たのです。

美味しくて、安くて、安全な米を作りたいと、姶良では初の『みつひかり』育成にチャレンジしました。

農薬と化学肥料の使用を極力控え、毎日のように見回って育てました。

情報が少ないので図らずも到伏させてしまいましたが、実入りが良くて訪れた人が驚く田んぼになりました。

栫さんの手助けもあるし、半日もあれば稲刈りは終わるだろうと、高をくくっていたのが大間違い、大変な一日になってしまいました。

雲一つない青空のもと始めた稲刈りは、いきなりトラブル発生、150cm近い稲の高さにバインダーが合わないのです。

おまけに到伏が災いして稲が中折れして、ぐちゃぐちゃになってしまいます。

やればやるほど散らかって、田んぼは落ち穂だらけになってしまいました。

150cm近い稲は地面に着いてしまうので、掛け干しの馬もこれまでより高くしないとダメでした。

持ち上げるようにして掛けたみつひかりは、まるで重厚なカーテンのように垂れ下がっていました。

どうやら、みつひかりは刈り取りから脱穀まで一気に済ませるコンバインでの収穫が向いているようです。

日没までかけ干しをしたけど、結局、終わらなかったので残りを明日やることにしました。

最後までつき合ってくれ、一番働いてくれた栫さんの助力に感謝します。

大変な思いをした収穫作業、みつひかりが「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目で、どこまで満足出来るレベルになるか期待したいところです。

栫さんが脱穀 住吉の田んぼ

2014年10月26日 | 稲作
予報通りに昼にはぐずついてきた住吉の田んぼ、栫さんが2日がかりの脱穀を終えました。

栫さん夫婦、松澤さん夫婦、野口さん、素人衆が勢揃いです。

年長者の松澤さんは、早くから田んぼでスタンバイしていました。

8:30から作業しましたが、朝露も無く十分に乾燥していたのでトラブル無く脱穀が終わりました。

今年は、結束機付きのハーベスタを手に入れたので、脱穀した後の稲を売ることになっています。

陽子さんが先頭に立って、結束不良の藁を結び直し、数を数えながら積み上げました。

すっかり片付いた頃ポツポツと降り出したのですが、通りかかった池上さんがシートを貸してくれました。

お世話になった池上さんも誘って、船津温泉の食事処でご飯を食べました。

栫さんの安堵した表情が格別で、和やかな楽しい昼食会になりました。