万葉チェコ日記

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クリスマス*イメリー

2009-12-22 | チェコのクリスマス
クリスマス時期になるとあちこちで売られているjmelí(イメリー)
こうやって、電気の下にぶら下げます。
これは実家の金金のイーメリー。

このイーメリー、幸せを運んできてくれるもの。
イーメリーの下でキスしてもいいんだって

む、誰と??

むか~しむかし、大昔。
イギリスから流れてきたらしいこの習慣zvyk、もともとはイメリーのしたならば
男の人は誰にでもキスできる
で、キスするたびにイメリーの白い実を採る。
でも、最後の1つはその家から愛が逃げていかないように、残しておく。
(なるほど、じゃぁ、実が沢山ついてればなおよし、ってことだ!!)
そんな男性にとってとても楽しいケルト人の習慣。
(チェコの方、誰にでもはしないようです

オーストラリアでは、12月24日の晩御飯の時に、ご飯の上にぶら下げると次の年の収穫増えるとか??

ちなみにこの習慣がキリスト教的になると、
このイメリー、実は立派な木だったらしく(本当は寄生植物で他の植物に生えてくるそうです)、キリストの育ての父親、ヨゼフがイメリーの木を切ってキリストのベットを作り、その33年後にキリストが処刑されたときの十字架も同じイメリーの木を切り倒して作られた、という特別な木のようです。

時代や国が変わると習慣が変わり、その意味もいろいろとありますが、
こうして大昔からこの特別な時期に使われてきたイメリー、
やはり、人を魅了する特別な何かがあるんでしょうか??

我が家は緑の自然色イメリーを購入いたしましたが、
すでにしわしわのぼろぼろ。
幸運や豊作とは縁のなさそうな、切ない姿になっております・・・

1束、20コルナ(約100円)、素敵なクリスマスに幸せそうなイメリー、
我が家も買いなおすべきか・・・



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