今日の生徒さんはとても良いベートーヴェンとリストを持ってきてくださいました。
ある程度まで弾けていれば、あとは一言だけで大きく変わるもんですよね。聴いていて「あ、ここが…」というのをこちらは見つけてあげて、アドヴァイスするだけ。もちろんそれまでの積み重ねがあるから一言で済むわけですが。レッスンする側はそれを冷静に且つ客観的に聴けるから直すべき点を言えるんです。
しかしいざ自分の練習となるとなかなかそうはいかないもので…練習を録音するというのは1つの手ではあるでしょうが、やはり自分の演奏というのは自分の好みに寄せているものなので、なかなか完全な客観視というのは難しいものです。
弾きにくいパッセージなんかも、人のは見たり聴いてて「あそこああすればすぐ弾けそうだなぁ」なんて思うくせに、いざ自分になるとその冷静さがなくなったりしてます。ふとした瞬間に弾けるようになったりして、「あ、そうですね」ってなります(笑)
そんな私ももうすぐ自分のレッスン。いつも生徒さんに言ってることを言われないように、自分の音に耳を傾けて練習したいところです。