昨日はチェンバロのレッスンでした。
レッスン曲はブクステフーデの小品。この曲に取り組み始めてもう2年以上になるでしょうか。本当に短い曲ながらも、ブクステフーデらしさと言いますか、彼の大きな作品へも繋がる作曲法がなされているように感じています。
さて、昨日は練習をしていて気になった数小節だけをレッスンしていただきました。先生に「ここだけで2時間終わっちゃうよ?いいの?」と聞かれましたが(笑)いいです!ここだけ細かくレッスンしてください、と。
レッスンってものは言われると見えてくるものが多々あるものですが、昨日は本当に多くのことが解決していく時間となりました。
いやまぁ…分かったとて弾けるかどうかは別問題なもんで(笑)昨日も今日もその復習です。
たった8小節。全体から見たら10分の1にも満たない量です。それでも日頃の練習で引っかかっていた部分。細部へ拘りすぎて全体が見えなくなるということは良くないですが、もしかしたら作曲家が何か仕掛けを施した部分かもしれません。そこを一緒に紐解いてくたさいました。
レッスンを受けるというのは、エサをもらう鯉のように口を開けてパクパクして教えを待っているのではなかなか進めません。私ももう学生ではありませんしね。弾けるようになる、のではなく、音楽創りをしていく、という感じでしょうか。要求されるレベルが上がるというのは次に進めたと思って、どこまで自分が食らいついていけるのか…
先生の根気もすごいです。一音でもその響きが出来ていなければ何度もやり直し。地道なことですが、それを何度も繰り返していかないといけないというのは痛いほど分かってます。それでも目の前の楽な方に人って飛びつきたいもんなんですよね(笑)
譜読みではなく、練習というのはひたすらどこまで自分を追い込めるか、だと思います。少しでも自分に甘い顔をしたらそこで音楽が止まってしまうように思います。
さてさて、そんなことを言っていたら、福岡でのコンサートは4日後です。とにかく体調を崩さないよう、しっかり食べてしっかり休む。急に寒くなってきましたね。どうぞ風邪など召されませんよう、お過ごしください。
ではまた。
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