とても久しぶりにUNISONICのライブアルバムを聴きました。メタルファンなら誰しもが知っているであろうマイケル・キスクとカイ・ハンセンがメンバーであるスーパーバンド。
このアルバムはヴァッケン・オープン・エアからのライブ。2nd アルバムの頭、Venite2.0がイントロダクションに。続く歌はFor the Kingdom。よくいわれることですが、キスクの伸びやかな声にメロメロ。
カットされているのか元々なのか、ほとんどMCは無し。
7曲目のYour Time Has Come。これはある意味キスクとカイを指す曲のようですね。今だからそう思えるのかもだけど。
そして多くの人がキスクに求めていたであろう音楽ですよね。
キスクの凄さ、バンドの良さ全てが合わさった名曲だと思います。年齢を感じさせない勢い。
さて、この曲を聴いてこの記事のタイトルを思いついたのですが、いわゆる「若手の勢い」とは違うんですよね。例えばSonata Arcticaの1st、2ndアルバムなんかは本当にスゴい勢いじゃないですか。アルバム自体もそうだし、曲単体でもそういうのが多くて。
もちろん今でもこういう音楽好きなんですけど、ソナタ自体1stアルバムをリレコーディングした時、昔の勢いをそのままに今の雰囲気が出てたんですよね。なんというか、それが成長するというのかな、と。
余裕のある勢いと言うと語弊があるかもしれませんが、「若さを失った」のではなく「洗練」されているのだと思います。
上のように違うバンドで方向性も違うものを比較するのはおかしいことなのですが、今まで真摯に音楽に取り組んできたからなのかなぁと。
そんなことを思いながらボーッと聴いていると、キスクのHelloween時代の名曲March of Timeが。この盤のDVDでも何度も聴いたし、HelloweenのDVDでも何度も観たなぁ。流れるようにUNISONICへ。デビュー作でもありますね。初めて聴いた時、素直にかっこいい!と思ったものです。
若手の弾くバリバリのプロコフィエフもいいけど、巨匠の弾くモーツァルトもいいよな、って思った時間でした。あ、若い頃のソナタと重ねてるわけでは無いです(笑)
ロックの世界でもクラシックの世界でもこういうことってあるんだなと思いました。
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