ちょっと順番がおかしいですが、ついに明後日!約7年ぶりのライヴアルバム発売!ということで、今のところ最新のスタジオアルバムを紹介。
11thアルバム「Revolution」
1 Irgendein Arsch ist immer unterwegs
2 If The World Stood Still A Day
3 Verloren
4 This Is The Night
5 Interlude - Feuerzug (Part 1) (instrumental)
6 Feuerzug (Part 2)
7 Refugium
8 Weil Du Hilfe brauchst
9 Rote Sinfonie
10 Revolution
このアルバム、好きすぎて三種類持ってます(笑)
ちなみに、アルバムのカバーはティロ様が書いているんですよ(^^)
さて、Elodia以降その路線を引き継ぎつつ新しい音楽を作り続けているLacrimosaですが、このアルバムも本当に素晴らしい出来栄え。
これは完全に個人の感想なのですが、このアルバムでは初期の三作の雰囲気も少しあるように思います。つまりデビュー当時のティロ様の世界観がまたレベルアップして取り込まれているような感じです。
Tr1は安定のLacrimosaクオリティ。それにしても凄みのある出来。カデンツァ風のピアノソロから始まり、オケを従えで協奏曲風に。ピアノソロはとにかくアルペジォの洪水wwピアノのメロディーをオケに引き継ぎ、そのまま攻撃的なティロ様のヴォーカルが…私はこの時点でキュンキュン←
曲の作りとしては、 Lichtgestaltにそっくり。それでも聴かせる音楽だからすごい…最後のティロ様の囁くような声で昇天←
Tr2はアンヌ嬢のソロ。印象的な太鼓のリズムに乗るアンヌ嬢の綺麗なお声。ティロ様のダミ声とは対照的で、透き通るような声。アンヌ嬢の曲は比較的大人しめの曲が多いイメージだったのですが、なかなかアグレッシブ。ライヴではどのようになっているのか楽しみです♪
Tr3は初期三作の雰囲気を感じられる曲。とにかく各パートがカッコいい!最初のベースソロ、オルガン、ギター…そこにダミ声のメロディー。ライヴではティロ様がギターを弾いてた!今までトランペットは吹いてるのは見たけど、まさかギターまでライヴでやるとは思わなかった(笑
Tr4は英語の曲で、出だしはLacrimosaらしくない曲。ちょっとラップっぽい?感じですが、そこが過ぎればいつものLacrimosa。地味にカッコいいんですよwwティロ様の裏声が綺麗(*´∀`*)一転して叫びが心に響きます。そしてまたラップっぽくなって締めます。
Tr5はピアノのみのイントロ。クラシック的なイントロで幻想的。とっても好き過ぎて、自分でピアノで弾けます(笑)楽譜に書きましたwwちなみにライヴではピアノを運んでティロ様が弾いておられました☆ミ
Tr5からの続きでTr6へ。
ドラムが入った途端にジャズの要素が入ってきます。それに合わせるトランペットも良い。継続してピアノも流れていますが、リズミカルになり、ジャズメタル的な曲になります。Lacrimosaの中でもかなりアグレッシブな曲。ティロ様の魅力がたっぷりですし、こんな曲も作れるのかと脱帽。ギターソロとハモンドオルガンのソロも見事だし、コーダ的な終わりかたもきっちり。個人的にかなり好きな曲です♪
Tr7はうって変わって静かな曲。
7thアルバム以降、ピアノ又はピアノと弦楽器のみをバックに歌う曲があります。ドラムもギターもいない曲です。この曲はピアノオンリーです。それだけにメロディーに魅力がなければ聴かせることが難しいものですが、このような曲はティロ様のお得意分野。とにかく暗く物悲しい耽美な音楽。ピアノのオクターブ連打ですら綺麗に聴こえてしまう。ティロ様の歌声もいつになく美しい…ドイツ語というのもかなりのアクセント。本当にこのピアノは素晴らしい!!最後は珍しく主音で終わります(笑
Tr8も引き続き耽美な曲。
Lacrimosa節が炸裂してるとも言える曲じゃないでしょうか…ティロ様の感情の昂った歌声には心をグッと掴まれます。ライヴではどこまで再現されているのか楽しみ♪
Tr9は、Lacrimosaにこのような曲を作らせたらまず間違いないといった曲。Elodia以降必ず1つはオーケストラを大々的に使った曲が入っています。この曲もそんな曲の1つ。やはり巧くギター、ベース、ドラムがオケと一体になっており、全てが1つを作り上げる感動は凄まじいです。今までに無かったハープのソロは感涙モノです。転調も自由自在!ティロ様の才能はどこまで行っても枯れない。最後はアンヌ嬢とのハモりになり、そのまま召されます(笑
アルバムを締めくくるTr10は、最初に述べたように初期の雰囲気がムンムン。ノイジーな感じも少しありますが、音楽的には間違いなくこれまでの路線。Tr3にあったようなベースが流れ、初期のような歌声のティロ。妖しく響くアンヌの声。何かただならぬ空気がずっと流れており、ずっとドキドキ(笑)しかし、アルバムとしての流れをしっかり守っていて、この曲だけが浮くようなこともない…きっとかなり計算されているのだろうなと感じます。一瞬出てくるアカペラで更に緊張感も増し、そのまま高揚して、突如終わりを告げます。終わってからもドキドキ感が続く…
アルバムとして本当に素晴らしい流れを持っている作品だと思います。日本ではたしかに受け入れがたいのでしょうが、やはり俺にとっては世界最高の「音楽家」です。次の作品はどうなるのか…その前に明後日のライヴアルバムが楽しみです!もしかするとDVDも出るかもしれませんしね(o^-^o)
じゃバイバイ(^-^)/