3日間に渡る新人公演☆
私たちLAS FLORES MIASは初日の群舞でしたが、応援にいらしていただいた方はもちろん、協会の方々、舞台監督さん&照明さん、カメラさん・・・・・たくさんの方々ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
出演されたみなさん☆
全員、おめでとうございます
あーーんな大勢のお客様に観てもらえてよかったね☆
みんなみんな、共演しているアーティストも全力でフラメンコに向かっていて美しかったです。
熱い3日間でした。
長くなりますが、今回の新人公演で得た経験と感謝をつずらせて頂きます。
私たちLAS FLORES MIASは、いつも中野ゼロホールで行われている【骨髄バンクのチャリティー】に出演していることから、新人公演が開催される中野ゼロホールに縁があり、そして教室が10周年ということであのCDの曲で出演させて頂きました。
私が最初、『みんな、いつものチャリティーのを新人公演で踊ろう』と言った時は、生徒達も『ひぃ先生また何か思いついちゃった!!!』みたいな反応でしたが、私はずっと前からチャリティーと同じセビジャーナスを新人公演に出したいと思っていました。
新人公演はフラメンコを目指す“強くて熱い気持ちを持った方”はほとんどの方が通過する舞台で、私も何度も出演させていただき今に至りますが、本当にみんな一生懸命で、いろんな物を犠牲にして出ている人がたくさんいます。
だけど私は、『別に色々犠牲にしなくても、うちはいつも一生懸命やってんだよ!!!』ってずっと思ってきたし、この熱い夏の経験を、生徒にさせたいと思っていました。
大人になって、審査されることってあんまりないし、そういうことがみんなが大好きなフラメンコで1回くらいあってもいいと思いました。
そして私の思いに賛同してくれて、今までのチャリティーにも参加し、ほとんどの人がこの曲&今回じゃなきゃ出られない10人の生徒が出演すると言ってくれました。
自分たちのレベルも新人公演の大変さもわかっている10名です。
フラメンコ協会に入会し、5月から振付も始まりました。
しかし!!! 23回目にして初の【群舞も抽選】ということになり、1/2の確立で出られないことになり、それを知ってからの何日間は生きた心地がしませんでした。
新たに8人もフラメンコ協会に入会させたのに、これで終わったらどうしよう・・・・・
抽選に漏れた時、みんなの心をどこに持っていけばいいのか、全くわかりませんでした。
抽選の前日、じゃんけんの練習までして、一緒に抽選に行った生徒達に『ずっとパーしか出さない宣言』をして、抽選会場に入ったところ、なんと私たちに出演の枠を譲って下さった方がいることが発表され、そのまま出演できることが決まりました。
眞澄先生が生徒全員に握手をしてくれて、みんなで泣きました。
『ありがとう』という気持ちに包まれて出演できることになった瞬間でした。
そしてまた振付をはじめたところ、5月末、今度は急に出られなくなってしまった生徒がでました。
10人用につけた振付が9人になると、全部が変わります。
ここでまた眠れない夜になったところで、本当にタイミング良く、新しい経験者が入会していました。
しかしその彼女はブランクがあり、無理強いするのも先生としていかがなものかと思いながらも、最初は軽く、でもほぼ逃げ場がない感じ?で話をしてみたところ、前向きな返事をもらえ、協会に事情を話したところ受け入れてもらえ、そのまま10人で出演できることになりました。
それから、この10人での熱い夏が始まりました。
それぞれのパートでの自習も頑張ったと思います。
朝8時からの自習もあったりして、本当に熱い夏でした。
新人公演という場にCDで出すこと。
そしてその曲がほぼ入門者がお稽古するセビジャーナスなこと。
自分が出すと言い始めたのに、この曲で生徒を出すことで、【馬鹿にしている】とか思われて、自分も彼女たちも批判されるのではないか・・・・・・・
【私の教室に来てくれたからこその経験をさせてあげたい】【誰でも出られる場所じゃないんだから、すごいこと】と思いつつも、自分がこれからどう評価されていくのか。
実はとっても怖かったです。
自分の保身のために安全策で落ち着いたり、最初から生徒に出るだけで終わる人たちと思わせないように。
みんなを叱咤激励しながらも、自分自身も葛藤の3ヶ月でした。
多分、私だけじゃなくて、先生ってみんなそうだと思います。
最後に問われるのは、賞ではなく、愛なんじゃないかな。
『新人公演なのに!?』って言われるのはわかっているけど、『やらかしちゃった人たちじゃなくて、やってやった人たちで踊ろうね』
振付や構成が全部できてからの1カ月(8月)は、私もまったく迷いはなかったです。
前に進まなきゃ見えないことがいっぱい見えて、彼女たちへの愛情と、こんなに素敵な生徒がいる誇りしかありませんでした。
衣装や髪の毛も、彼女たちのフラメンコが大好きな気持ちが込められるように一緒に考えて、当日の髪の毛やメイクは私も手伝ったり☆
楽屋ではみんながいつも通りお菓子を食べていたりして、信じられないくらいリラックスしているみんなが可笑しかったです。
そして円陣を組んでみんなは舞台袖に向かい本番が始まる前。
投げたアバニコを落とさないように。アバニコが折れないように。
まさかの初めてのミスが本番で起きないように。
みんなが心から笑顔で踊れるように・・・・・・・・
私は一番後ろの中央に立ち、みんなが笑顔で終わることだけを祈っていました。
でも、舞台の上の彼女たちは、私の心配はまったく必要がないくらい、堂々と笑顔で幸せそうに踊っていました。
あの場であの笑顔ができる彼女たちを尊敬し、誇りに思います。
すごく強くて美しい女性たちです。
そして、やっぱりセビジャーナスで出てよかったと思いました。
セビジャーナスって深いよね☆
会場からも仲間からのハレオも飛び交い、客席がとっても華やかな空気になっているのがわかりました。
自分たちがしにきたこと☆
ちゃんと出来たと思います☆
踊り終わった後のみんなの笑顔。
充実感たっぷりの涙。
美しかったです。
Oleeeeeeeee!!!!!!
これ以上、何も求めるものはないと思います。
どんな評価をしていただいても、私は彼女たちを誇りに思い、尊敬し、感謝の気持ち以外ありません。
そしてそれを応援してくださった皆さんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
吉本恵美
巽真紀子
三沢李奈
泉川真希子
斉藤智子
左座麻里絵
田中久美子
田村かずみ
宮崎温子
ソロ事業部より 岩丸綾子
ご家族の皆様
会社の皆様
舞台の内外で応援し続けてくれたLAS FLORES MIASの仲間
お友達&恋人
私たちに枠をゆずってくださった スーパープロフェッショナルなお二人
田代事務局長をはじめフラメンコ協会の皆様
舞台監督の井上さんをはじめ照明&舞台監督の皆様
カメラマンの大森さん
音楽の編集をしてくれた ゆきちゃん
本番前日や当日にメールやライン、FBで激励してくれた大切な私の友達
今思い出せないだけでもっともっとたくさんの方に支えて応援していただいて出られた新人公演でした。
本当にありがとうございました。
出演した10名は、得ることはあってもなにも失っていません。
1000人の前であれだけの女っぷりをみせらたなんて、素晴らしいです。
自信をもって、フラメンコをより愛し、また前に進んで下さい。
本当に、おめでとう!!!!!
みんな愛してる
そしてそして、今回は踊らなかっただけで、一心同体だったお花ちゃん達。
発表会で咲こうね☆
これからもよろしくお願いします。
まとまりのない長い文章で失礼いたしました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
LAS FLORES MIAS
二村広美