ユーキャン詩集

創作した詩を不定期投稿していきます!感想などございましたらぜひコメントください!時々、旅日記なども載せます!

遅めの夏休み日記

2019-09-14 21:56:30 | 日記
就職して滋賀県へ越しまして…。
そして今週は夏休みで地元に帰省しました。



なんだかこんな何気ない道一本でも
「あ〜、よくチャリンコ漕いで学校通ったな〜」
なんてしみじみ考えてしまいました。

10日間と少し長めのお休みを
ぷらぷらと過ごしましたが
こうやって思い出がポツポツ浮かぶ道を
のんびりと歩いて行くのもまた地元の魅力かな?

そんな風に感じる今回のお休み
そしてかなり久しぶりの何気ない日記でした。

拝啓「名も降らしてしまったあなたへ」

2019-09-14 15:52:56 | 創作(詩)
緑の隙間から差し込む光が地を血色よく見せる季節となりました。
あなたはいかがお過ごしでしょうか。
私は胸に手も当てずにあなたへ想いを募らせております。
鳩が鳴くには背景が土臭く、蝉が鳴くにはもう手遅れな外気が立ち込めておりますね。
私も肌は見えなくなってしまいました。
しかし、不思議とあなたを想うことが楽しくなっているのです。
私が日の加護をその肌に浸し、胸に手を当てていた時。
時に筆を持ち、黒く染め上げあなたを書き綴っておりました。
時にアルバムを取り、若いあなたへ怒声を浴びせました。
時に薔薇の花を眺め、茎の棘に触れて温かな雫を感じておりました。
あなたはそんな私の眠る間に、雲を作って知らぬ土地を濡らしておりましたね。
胸に当てた私の手はそんなあなたを溢し続けておりました。
掬い上げては平から溢れるあなたですもの、私は胸に当てることをやめてしまいました。
不思議なもので雨が少なくなりまして。
人が変わったかのように私はハサミを手に取りまして。
鮮やかとは言えませんが、不揃いな緑のカーテンができたのです。
日はカーテンを好みまして、私は着飾るオシャレに興じました。
だんだんと物が減りまして。
だんだんと周りが変化しまして。
だんだんと季節は寒くなろうとしております。
私は胸に手を当てずにあなたへ想いを馳せております。
あなたはいかがお過ごしでしょうか?