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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

8/24関電本店前抗議行動で

2012-08-28 | 原発

 8/24の関電本店前抗議行動は、2000名を超える参加者でした。「再稼働反対」「子どもを守れ」「電気は足りてる」などのコールをしました。

 そこで東京から来られた若い女性と話をしました。大阪市立科学館にきたらたまたまここが関電だったので来てみましたとのこと。 京都が実家で里帰りとのことでした。
 首相官邸前にも2回ほど行ったことがあると言うので「反原発活動家ですか」と尋ねると、「全くふつうの主婦です」と笑って答えられました。

 以下、女性の話です。

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子どもが今2歳半で事故当時ちょうど1歳だった。
東京と大阪では全く感じが違う。
東京は汚染地帯だ。
水道水からセシウムが検出され、ペットボトルでしか水が飲めなくなった。ミルクを作るのに困った。
政府は「直ちに健康に影響はない」と言うだけで、放射線量を公表しない。
あとから「実はあのとき○○シーベルトだった、混乱を避けるために発表しなかった」と言う。
あとから、「あのとき飲んだ水は放射能に汚染されていたのか」と思いたくない。

福島県はもちろん、茨城県などはまだまだ線量は高いが、東京でも高いところがある。
野菜も、茨城、群馬などの産地のものしか売っていない。
首都圏の私たちは政府に見捨てられたと感じている。

事故が起こったのは仕方がない。起こってしまったのだから。
しかしその後の政府の対応がメチャメチャだった。除染も放射線量の公表もせず被曝させた。砂場の砂から0.2ミリシーベルトとか今でも高い線量がでているが、区によって砂を入れ替えるところとそのままのところがある。裕福で意識の高い区は入れ替えるが、低所得の工場地域などは放置されている。
東京でもこれからどのような被害があらわれるかわからない。

この状況で大飯を再稼働するという。
東京ではこの夏原発なしで乗り切っている。計画停電も経験した。家やデパート、レストランなどでも28度を徹底している。原発事故が起こるくらいなら、これに堪えるくらいなんでもないという気持ちが強い。
それで、何で再稼働?と思う。それなら直接政府に言うしかない。

官邸前では、私のような普通の主婦や仕事がえりのサラリーマンが立ち寄っている。習慣になっている。「今日は金曜日だから帰りに官邸前行こうかな」という感じで。
事故から一年経ってから運動が爆発したというのは、そのような政府の対応を経験したからだ。
それまでは政府の言うことを信用していた、ちゃんとやっていると思っていた、しかし今は、政府の言うことはすべて疑っている。
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(ハンマー)

 


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