10月21日、大阪市内で、2017年戦争あかん!基地いらん!関西の集いが開催され、沖縄平和運動センター議長山城博治さんが講演されました。その内容は、私の心を打つものでした。ここに再録して、みなさんにも、是非とも伝えたいと思いました。再録してお伝えします。
沖縄平和運動センター議長山城博治さん・・・・・・・安倍政権に負けるわけにはいかない。NHKスペシャル「沖縄と核」を見て驚いた。1967年当時、嘉手納基地にB52戦略爆撃機が何十機と配備され、核の恐怖を当時感じた。「核と沖縄」は、那覇港に間違って、ミサイルが落とされたと伝えている。当時1300発の核ミサイルが配備されたとあるが、廃棄されたのか、嘉手納弾薬庫、辺野古弾薬庫を見せろと、県議会でも討議されている。
自らの裁判闘争について、犯罪者は誰だ。私ではない。裁判所で意陳述した。裁判官の対応が厳しい。高作関西大学教授や国連のデビッド・ケイさんとも会わせないようにさせている。与那国島や宮古島で自衛隊はミサイルをぶっぱなそうとしている。このままでは、戦争に突っ込んでいく。この時代を見極め、裁判を闘い抜こう。
政治離れしている若者に呼びかけたい。安保法制ができた今、真っ先に行くのは君たちだ。戦争に向かう道を止めるのは、戦後世代の我々だ。我々の最後の責務だ。集団的自衛権に踏み出すと、後戻りできない。安倍政権の裏にある本質を語るべきだ。戦争か協議かでは、協議しかない。川上拓殖大学教授は、Jアラートだけでなく、核シェルターをつくるべきと言っている。日本の1億人の命を預かったら、北朝鮮と交渉すべきだ。当然、和平になれば、戦後賠償問題にはなるだろう。圧力=戦争だという政府ではいけない。本当のリーダーとは何か。本物のリーダーが必要だ。
米軍CH53輸送ヘリが50人の海兵隊員を乗せ、頭上を旋回し、訓練していた。そのヘリの爆音がひどく、電柱の上をぎりぎりに低く飛び、カーブしながらバリバリバリと音を立てながら飛行するのだ。ふざけるな。高江の米軍ヘリ墜落事故で、翁長知事は、高江オスプレイパッド3か所の閉鎖を求めている。
辺野古新基地建設は、止まったままだ。辺野古のサンゴ礁は深く、ケイソンを入れて、土砂を搬入することが困難で、計画の見直しが必要になっている。しかし工事を進めているように見せている。ペテン工事だ。翁長知事の権限が必要だ。来年2期目の選挙を迎える、来年1月に名護市長選がある。辺野古の美謝川(びじゃがわ)の付け替えが必要になり、稲嶺市長の権限が必要だ。まさにペテン工事だ。愛知県警機動隊が新たに辺野古新基地建設警備に来た。全国で、沖縄への機動隊派遣が違法だと住民監査請求が行われている。辺野古への土砂搬入阻止の全国連絡会も結成された。下地島空港も軍事空港化が狙われている。
私は、この山城さんの講演を聞いて、9条改憲を許さない。やめろ!辺野古新基地建設の思いを強くした。
(ルーラー)