朝日新聞4月18日、19日、20日と『「ユーザー視点」の橋下教育改革』が掲載されました。「ユーザー視点」というキーワードで橋下教育改革を読む解くものです。
橋下氏の教育改革が学校教育のあり方とかけ離れていると思えるのが、「ユーザー視点」という面から見るとなるほど納得させられます。
いろいろあっても保護者は「先生にお世話になる」という感覚ですが、橋下氏によると、「われわれはユーザーなのだから、保護者、子どもの言うことを聞いてもらわなければ困る、言うことを聞かない先生は辞めさせられて当然」という発想です。
先生は監視と統制の対象で、教員、保護者、地域一体で子どもを育てるという発想がありません。
(上)選ばれない学校は退場
公立学校も「市場原理」にゆだね、統廃合する学校は教育委員会ではなく、「ユーザー」の好み、選択で決めてもらう。
(中)目指すは競争を生きる力
西成区で就学援助を受けている公立中学校の生徒約950人に月1万円のクーポン。これで塾に行ってもらう?
(下)学校は組織 ルールに従え
学校を「企業型組織」にする。校長の権限を強め予算を要求できるようになるというが、逆に要求しなければ予算はもらえない。
(ハンマー)