大阪府教委が昨年府立学校の校長に、「君が代」起立斉唱強制の職務命令を教職員に対して出させるために作成した「職務命令に関する手続きについて」と「校長・准校長限りQA取扱注」の情報公開審査会答申が「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪のブログに掲載されている。
大阪府教委の「君が代」起立強制の職務命令に関する校長秘密資料の情報公開審査会答申について
“校長と教職員との信頼関係を損なう”などとしてそのほとんどを黒塗りにした文書は以下。
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/1ef91e9b981b193a6633871592770e52
今回の答申では、府教委が非公開とした部分の多くを公開とすべしとの判断となっている。
今後2週間から1ヶ月以内に府教委が答申を踏まえて再度公開・非公開を判断するという。
以下の画像で示すように、赤枠で囲んだ以外はすべて公開すべきとの判断である。 (赤枠は引用者)
■墨ぬりの「職務命令に関する手続きについて」 2012.1.17
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/tetuduki.pdf
■墨ぬりの「校長・准校長限りQA取扱注意」 2012.1.17
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/monndousyuu.pdf
府教委はこの答申を受けて、黒塗り部分を公開すべきである。
権力を笠に着て、校長に対して教職員統制のための秘密工作を行う府教委(その大元は松井知事であり橋下市長)の、教育とはかけはなれた醜い実態が浮かび上がるだろう。 最も民主的でなければならず、互いの信頼関係が最優先されるはずの学校教育の現場で起こっている、極めて抑圧的で陰湿な姿だ。
----以下転載-----
異議申し立てしたのが昨年2月7日です。つまり、卒業式が行われる前の段階であっても、今回の答申で公開とされた部分は、公開しなければならないということです。このことの意味は重要だと思います。
今回公開とされた部分について答申文と墨ぬりされた文書とを比較して読んでほしいと思います。
■情報公開審査会答申
http://www.pref.osaka.jp/attach/20/00097146/toshin219.pdf
■墨ぬりの「職務命令に関する手続きについて」 2012.1.17
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/tetuduki.pdf
■墨ぬりの「校長・准校長限りQA取扱注意」 2012.1.17
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/monndousyuu.pdf
以下の項目以外は、公開となりました。その結果、文書のほとんどが公開されることになりましたが、肝心な部分は非公開のままのように思えます。
それでも府教委の職務命令体制の概要はつかめる程度には公開となったと思います。
今後2週間から1ヶ月以内に府教委が答申を踏まえて再度公開・非公開を判断します。
今年もこの2文書が使用される状況では、府教委に早期の公開判断を求めていきたいと思います。
◆「職務命令に関する手続きについて」
<答申でも非公開項目>
2(6)職務命令発出時の対応
3(1)起立斉唱状況の現認方法
3(2)起立斉唱状況の現認時の対応
◆「校長・准校長限りQA取扱注意」
<答申でも非公開項目>
Q9,10,11 対象ごとに想定される状況とその対応
Q13 職務命令発出時に想定される状況
Q26,27,28,29,30,31
起立斉唱状況の現認の方法・対象・想定される状況及びその対応
Q32,33 年休取得者への対応
Q34 年休取得に係る想定される状況とその対応