７月１０日、“原発さよなら関西集会 福島の声を受け 脱原発に進もう！ ～原発さよなら署名第一次集約～”が浪速区民センターで行われました。「さよなら原発署名」の関西の呼びかけ団体である１３団体がつくった“琵琶湖の水がみんなのいのち・さよなら原発ネットワーク”の主催です。
集会会場には「今こそ脱原発を」「びわこの水はみんなのいのち」などのポスターや「原発もうけっこう」の黄色い旗、「ストップ原発」の横断幕などがあちこちに貼られ、京都、大阪、和歌山、滋賀、奈良などの取り組みを紹介し交流を深めるブースなども出され、とても賑やかなものでした。
集会には各地で署名をすすめてきた人たちや原発事故に不安を感じ何とかしなければと思う人たちが約２００名あつまりました。
「子どもたちを放射能から守る 福島ネットワーク」中手聖一さんのお話は、原発を推進し事故を起こし被ばくを強いている政府や推進者に対する怒りであふれていました。福島に限らず日本どこも放射能から安全であるところはなくなってしまったと強く語られていたのが印象的でした。放射線アドバイザー山下俊一氏に対する怒りは相当のものでした。現にこの瞬間にも福島の子どもたちが大変な状況に置かれていることがひしひしと伝わってきました。
各地からの報告は、農業や自然保護、安全な食品、医療などさまざまな思いから脱原発の取り組みが広がっていることがよく分かりました。
福島・郡山市から避難されてきた若いお母さんの話は深く心に突き刺さりました。子どもたちが楽しみにしていた小学校の入学式で友達と離ればなれになり、子どもを避難させるかどうかで夫婦や家族で意見が分かれ、子どもが体調を崩して大阪に避難を決めるなどとても深刻な話でした。
原発がいったん事故を起こしたら、根本的に世界が変わってしまいます。脱原発の気持ちを新に強くしました。
集会の報告では、関西１３団体の署名は４５，２１５筆、関西以外全国から４０，８１８筆、合計で８６，０３３筆集まっています。
政府や推進派も盤石ではありません。ストレステストで玄海再稼働が延びたことは、推進派にとっても簡単には動かせないほど原発が危険なものであることを客観的に示しています。脱原発の取り組みを一層拡大していきたいです。
集会アピール
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/110710_appeal.htm
集会に寄せられたメッセージ
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/110710_msg.pdf
（ハンマー）
