脳内一人旅日記・改

登山、ロードバイク、一人旅好きのつれづれなるブログ。

屋久島旅行記・2 日の丸飛行隊=ジャンプ

2006年05月21日 | 登山記
前回の続き。屋久島の登山を開始、というか悲劇の始まりその1というかヒカゲタダオです。

沖雅也「おやじ、涅槃で待ってる…」

バスで登山口に到着。やっぱ人気観光地のためか、観光バスや他の登山者がぎょうさんおりました。
登山に入る前にまず事務所みたいなとこに登山計画書を提出します。それだけ本格的だということですな。

まあ、最初の方の道は急な勾配もなく算数すいすい進んでいけました。ほどなくして、川を渡る道が見えてきます。人が渡れるように、川には大小の石がいくつか置かれており、多少段差がある石たちを、風雲たけし城の竜神池のように渡っていきます(ネタが古くてすいません)。

同行している友人M君は足を滑らせないようにと慎重になっていましたが、おいらはそんなふうにごく普通にここを渡ろうなんて思っておりません。

それがきちがいのきちがいたるゆえんであり、事件はかならず現場で起こるのです。

話を戻します。
川の向こう岸手前まで歩を進めると、そこには大きめの石が配置されており、そこを上りまた降りれば川を渡り終えます。むろん、M君は細心の注意を払いながら大きな石を降りて無事に向こう岸までたどり着きました。

ここでおいらの胸に去来した歌…


ダイダイダイダイダイナマン爆発爆発科学戦隊ダーイナマン♪


そう!ダイナマン!戦隊ものです!
しかし、なぜここで戦隊ものなのか?
戦隊ものといえば、「とぅ!」という声と共にどっか高いところからジャンプして僕達の前に颯爽と現れるのが常です。

つまり、キーワードは「とぅ!」

おいらは大きな石に上り、「とぅーーー!!!!」という裂帛の掛け声と共に石の上からジャンプしたのです。

I am hero!gorenjai!

着地も完璧でした。しかし、おいらが数秒の空中遊泳を楽しんでいた間、ある物理現象が発生していました。

背負っていたリュックの外側の口が開いており、おいらがジャンプした瞬間に、リュックの中身がその遠心力で外へ放り出されてしまったのです。まさに飛び出せ青春です。

投げ出された中身はある一定の高さまで上昇した後、万有引力の法則により川へと自由落下していきました。

あまり大事なものは入れてなかったのですが、そこに入っていた財布、タバコ、デジカメの説明書、その他小物類がすべて屋久島の清水で濡れてしまったわけです。

特にタバコはその軽さのため、そのまま下流へと流されていきました。タバコの毒素が流れ出てイタイイタイ病が発生していないかが心配でした。

友人M君とすれば、こんな頭のいっちゃってる人、脳みそが腐ってる人と登山することをやっと後悔したことでしょう。

まだまだ悲劇は続きます。その3へ続く。