一応、トイレで成すべきことを成したはいいものの、今だ微妙な吐き気が残っています。そして、その暑さもあいまって体調は最悪の一言。AIR?そのヲタゲームのモデルとなってるところに行くって?ばかかてめえ。炎天下の中、熱射病で倒れるお年寄りと一緒にとっとと死ねよ!というエンジェルボイスがかすかに聞こえてきましたが、そんな声も振り払い、息も絶え絶え、這うようにしてなんとかレンタカー屋にたどり着きます。
レンタカー屋では遅れたことに関してはお咎めがなく、スムーズに借りる手続きが済みました。ほっ、市中引き回しの上、打ち首獄門にならなくてよかった。
車に乗った後は、まずは水分の補給です。いまだに残る体内のアルコールをめぞん一刻も早く、尿としてぶちまけなければなりません。手近なところで車を止め、自動販売機でウーロン茶を購入。暑さと気持ち悪さと心強さとの戦い。僕の七日間戦争の始まりです。
500mlのお茶を、車内で5mlほど最上川の濁流のように一気に喉に流し込み、裂帛の気合とともにさあ出発です。
おいらはこれがないとこの世知辛い世の中を渡っていけない、非常にお世話になっている機械、-カーナビ-
この電気仕掛けのエレキテルを最大限5段活用(狂わない・狂います・狂う・狂えば・狂え)して、まずは、福井県の小浜市へ向かいます。
その場所には何があるかということ、AIR話で恐縮ですが、AIRのストーリーのはじまりとなった、メインストーリーより約1000年前のお話に出てくる場所です。つまり、おいらは1000年の時を越えて、AIRのルーツとなった場所へタイムトラベルするということです。
この時点でJTBに勝ったといっても過言ではないでしょう。
高速道路を走り、周りの景色がだんだんと山深くなるにつれ、わずかに残っていた吐き気も雲散霧消し、反対に、自分の心の躍動を感じてきました。
ここで、車内放送をAIRのサントラに変えます。もう言葉になりません、言葉にできません。まだ、かの地へ到着していないというのに脳天を突き抜けるような歓びが満ち、それが奇声となって溢れ出ました。
イヤッホー!!!フオオオオオオオオオオ!!!!!!
自然とスマイルもこぼれます。満面の笑みを浮かべているおいらは、はたから見れば、ってか、いつもですが、ただのきちがいでしかありません。しかし、きちがいでも、精神耗弱でも、認知症でも、分裂病でもいい。わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい。
この幸福感はおいらだけのものなのです。
花の子ルンルン気分なおいらはもう怖いものなしです。140kmで快調に飛ばしながら、イニシャルD並の左手一本のワンハンドステア、右手にはデジタルカメラを持ち、回りの景色を激写します。
時間も13時近くになり、吐き気が消えたことを裏付けるように空腹感を覚えます。そしておあつらえ向きにパーキングがあるところにせまっていたので、パーキングで一休憩いれることを決意します。
パーキングでは、昼時ということもあってか割と人が沸いており、特に、若者の姿が目立ちました。パーキングへ来たはいいものの、おいらはここでちょっと後ずさりしてしまいます。やたらと若者の視線が気になるのです。視線恐怖症というやつです。きっと、この若者たちはこの高速道路を通ってAIRの旅をしているおいらを蔑んだ目で見ている!
車内でもはや人間とは思えない奇声を発し、感極まったきちがいの成れの果てを憐れみの目で見ている!
そう思わずにはいられません。
体がぶるっと小刻みに震えます。しかし、明日のためのその1です。泪橋のみすずちん(AIRに出てくるヒロイン)がおいらを待っています。
そうして、パーキングのトイレで、膨んではじけた思い(尿意)を放出します。
すっきりんこ!
心も膀胱も晴れやかになり、腹もすいていたということもあったので、ここで昼食をとることにします。食券売り場付近には初老の夫婦が何を食べようかと思案しながらたむろしていました。おいらは、その夫婦を前に割り込み、そそくさとてんぷらそばの食券を購入します。そして、その食券をカウンターのおばはんに献上し、いまや遅しと食物がくるのを待ちます。
数分後、出前!おまちどう!という掛け声とともに、カウンターに一杯の天ぷらそばが運ばれると、いつの間にやら先ほどの初老夫婦がおいらがきた方向とは逆方向から、カウンターへ食券を出しておりました。
どうやらカウンターを挟んで、おいらが買った食券機がある反対側の食券機でわざわざ食券を購入したもよう。さらに、その夫婦の婦のほうが、出てきたおいらのそばをやたらじろじろと見ています。首を横に振る運動をしてるわけでもないでしょう。
隣の芝生は青く見えたのか。後悔先に立たず、という言葉は、俺より数十年人生経験をつんでいるおまえらにとって重い言葉であろう。
身にしみるがいい、そして、それをかみ締めながらてんぷらうどんを食べるがいい。
勝った。またも勝利です。橋本→石毛の勝利の方程式です。
食べ散らかした食器を意気揚々と返却し、今度はデザートにアイスクリームを購入。
アラレちゃんに出てくるうんちくんようなしっかり巻かれた形のふつうのアイスクリームではなく、かなりラブリーなアイスが出てきたのは想定の範囲外でした。
よく確かめなかったのが仇となりましたが、アイスはアイスであることには変わりなく、決してあんみつ姫でもミンキーモモでもありません。
ラブリーアイスを片手に、パーキングの建物から脱出、パラソルがついたテーブルにアイスを置き、イスのごみをさっと払って座り、アイスを食べます。
おいらの心の中では、夏のお嬢さん、ビキニがとっても似合うよ♪という曲が流れています。アイスクリームユースクリーム好きさ~♪
ええ、ちなみにスクリーム(scream)という意味は、[I(〔副〕)]〈人が〉(笑って・興奮して)大声を出す,キャッキャッ言う という意味があるそうです。まさに、I scream!ですな。歌丸です。
そんなラブリーアイスをパラソルの下で一人食べる変な男、その正面にこれまた若者が一人、暇そうに座っていましたが、おいらと目が合うと、目にも止まらぬ速さでさっと目をそらしました。
おいらの目から怪光線でも出ると思ったのでしょうか。口からたまごを出すとでも思ってのでしょうか。体が緑ではいけないのでしょうか。それとも、ターバンで頭がはげていることを隠してはいけないのでしょうか。いろんな疑問が浮かびましたが、その疑問も夏のアイスとともに溶けていきました。歌丸です。
そんなこんなで、アイスも食べ終わり、福井県に向けて再び車を走らせます。
走れ走れコータロー
AIR3に続く。
レンタカー屋では遅れたことに関してはお咎めがなく、スムーズに借りる手続きが済みました。ほっ、市中引き回しの上、打ち首獄門にならなくてよかった。
車に乗った後は、まずは水分の補給です。いまだに残る体内のアルコールをめぞん一刻も早く、尿としてぶちまけなければなりません。手近なところで車を止め、自動販売機でウーロン茶を購入。暑さと気持ち悪さと心強さとの戦い。僕の七日間戦争の始まりです。
500mlのお茶を、車内で5mlほど最上川の濁流のように一気に喉に流し込み、裂帛の気合とともにさあ出発です。
おいらはこれがないとこの世知辛い世の中を渡っていけない、非常にお世話になっている機械、-カーナビ-
この電気仕掛けのエレキテルを最大限5段活用(狂わない・狂います・狂う・狂えば・狂え)して、まずは、福井県の小浜市へ向かいます。
その場所には何があるかということ、AIR話で恐縮ですが、AIRのストーリーのはじまりとなった、メインストーリーより約1000年前のお話に出てくる場所です。つまり、おいらは1000年の時を越えて、AIRのルーツとなった場所へタイムトラベルするということです。
この時点でJTBに勝ったといっても過言ではないでしょう。
高速道路を走り、周りの景色がだんだんと山深くなるにつれ、わずかに残っていた吐き気も雲散霧消し、反対に、自分の心の躍動を感じてきました。
ここで、車内放送をAIRのサントラに変えます。もう言葉になりません、言葉にできません。まだ、かの地へ到着していないというのに脳天を突き抜けるような歓びが満ち、それが奇声となって溢れ出ました。
イヤッホー!!!フオオオオオオオオオオ!!!!!!
自然とスマイルもこぼれます。満面の笑みを浮かべているおいらは、はたから見れば、ってか、いつもですが、ただのきちがいでしかありません。しかし、きちがいでも、精神耗弱でも、認知症でも、分裂病でもいい。わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい。
この幸福感はおいらだけのものなのです。
花の子ルンルン気分なおいらはもう怖いものなしです。140kmで快調に飛ばしながら、イニシャルD並の左手一本のワンハンドステア、右手にはデジタルカメラを持ち、回りの景色を激写します。
時間も13時近くになり、吐き気が消えたことを裏付けるように空腹感を覚えます。そしておあつらえ向きにパーキングがあるところにせまっていたので、パーキングで一休憩いれることを決意します。
パーキングでは、昼時ということもあってか割と人が沸いており、特に、若者の姿が目立ちました。パーキングへ来たはいいものの、おいらはここでちょっと後ずさりしてしまいます。やたらと若者の視線が気になるのです。視線恐怖症というやつです。きっと、この若者たちはこの高速道路を通ってAIRの旅をしているおいらを蔑んだ目で見ている!
車内でもはや人間とは思えない奇声を発し、感極まったきちがいの成れの果てを憐れみの目で見ている!
そう思わずにはいられません。
体がぶるっと小刻みに震えます。しかし、明日のためのその1です。泪橋のみすずちん(AIRに出てくるヒロイン)がおいらを待っています。
そうして、パーキングのトイレで、膨んではじけた思い(尿意)を放出します。
すっきりんこ!
心も膀胱も晴れやかになり、腹もすいていたということもあったので、ここで昼食をとることにします。食券売り場付近には初老の夫婦が何を食べようかと思案しながらたむろしていました。おいらは、その夫婦を前に割り込み、そそくさとてんぷらそばの食券を購入します。そして、その食券をカウンターのおばはんに献上し、いまや遅しと食物がくるのを待ちます。
数分後、出前!おまちどう!という掛け声とともに、カウンターに一杯の天ぷらそばが運ばれると、いつの間にやら先ほどの初老夫婦がおいらがきた方向とは逆方向から、カウンターへ食券を出しておりました。
どうやらカウンターを挟んで、おいらが買った食券機がある反対側の食券機でわざわざ食券を購入したもよう。さらに、その夫婦の婦のほうが、出てきたおいらのそばをやたらじろじろと見ています。首を横に振る運動をしてるわけでもないでしょう。
隣の芝生は青く見えたのか。後悔先に立たず、という言葉は、俺より数十年人生経験をつんでいるおまえらにとって重い言葉であろう。
身にしみるがいい、そして、それをかみ締めながらてんぷらうどんを食べるがいい。
勝った。またも勝利です。橋本→石毛の勝利の方程式です。
食べ散らかした食器を意気揚々と返却し、今度はデザートにアイスクリームを購入。
アラレちゃんに出てくるうんちくんようなしっかり巻かれた形のふつうのアイスクリームではなく、かなりラブリーなアイスが出てきたのは想定の範囲外でした。
よく確かめなかったのが仇となりましたが、アイスはアイスであることには変わりなく、決してあんみつ姫でもミンキーモモでもありません。
ラブリーアイスを片手に、パーキングの建物から脱出、パラソルがついたテーブルにアイスを置き、イスのごみをさっと払って座り、アイスを食べます。
おいらの心の中では、夏のお嬢さん、ビキニがとっても似合うよ♪という曲が流れています。アイスクリームユースクリーム好きさ~♪
ええ、ちなみにスクリーム(scream)という意味は、[I(〔副〕)]〈人が〉(笑って・興奮して)大声を出す,キャッキャッ言う という意味があるそうです。まさに、I scream!ですな。歌丸です。
そんなラブリーアイスをパラソルの下で一人食べる変な男、その正面にこれまた若者が一人、暇そうに座っていましたが、おいらと目が合うと、目にも止まらぬ速さでさっと目をそらしました。
おいらの目から怪光線でも出ると思ったのでしょうか。口からたまごを出すとでも思ってのでしょうか。体が緑ではいけないのでしょうか。それとも、ターバンで頭がはげていることを隠してはいけないのでしょうか。いろんな疑問が浮かびましたが、その疑問も夏のアイスとともに溶けていきました。歌丸です。
そんなこんなで、アイスも食べ終わり、福井県に向けて再び車を走らせます。
走れ走れコータロー
AIR3に続く。
しかし管理人はこのコメントに果たして気づくだろうか。つくづく疑問だ。
んで君は熱いパトスがあふれていると、そーゆうわけですな。