ゲーセンに行って対戦をする、これはある種の病気ともいます。毎日することはもちろん、空き時間があればとにかく対戦対戦の繰り返し。対戦していないと落ち着かないのです。
この状態はいわば、アル中になった赤塚富士夫が手をわなわな震えさせながらテレビのインタービューに答えているようなものです(?)
そう!この「手が震える」という現象は、おいらの格ゲー人生の最初を象徴するひとつのテーマだったのです。
KOF94という格ゲーは、弱攻撃(相手に与えるダメージは低いが連続して出せる、あるいは隙が少ない攻撃)の連射が非常に効くゲームで、対戦における肝というべきものです。例えるなら、ボクシングのジャブを高速に打てるようなもの。
一度攻撃が入れば、ロスなく連打することで10ヒット以上攻撃が当たり一気に相手の体力を半分近くまで減らせるという、恐ろしい威力を持っていました。
いかにして連打を制するか。
ボタン連打をするやり方は、主に2通りあってひとつはピアノ打ち、もうひとつは痙攣打ちと呼ばれるものがありました。
前者は二つの指を交互にボタンに打ち付けることで連射を生み出します。後者はというと、腕を細かく震えさせて連射します。高橋名人がスターソルジャーとかでやってた方法ですな。
そういえば!
かな~り昔、16連射に挑戦!とかなんとかの謳い文句で連射測定器ってありましたよね?!でも、定規をビローンと歪ませれば簡単に連射が稼げたという代物でした。すぐ飽きたなあ。
あの頃はなんとか名人ってたくさんいたなあ。名人対決とか。ファミっ子大集合だっけ?ん?渡辺徹が司会のやつは…
あ、ええと話が脱線トリオしたところで戻したいと思います。
つまり、KOF94で対戦相手に勝つべく、おいらも連射の修行を積んだということです。おいらが選んだのは痙攣打ち。
「手が震える」
ここでやっと出てくるわけですね。
いかにして「手が震え」やすい状態を作り出せることができるか。知恵を絞りました。考えました。
結論は、まずは腕のストレッチ。拳を握ると出てくる筋肉を伸ばすため、壁に腕を固定して体をひねるわけですが、体の向きを色々と変えながら行うおいらのストレッチは、端から見ると、さび付いたおもちゃがかくかくと動くように、いや、コロッケが五木ひろしのモノマネでする五木ロボットのように、非常に滑稽に見えていたというんですね。
滑稽に見えた動きというのはほかにも一つ心当たりがあって、JR日暮里駅のホームで山手線を待っていたときのことです。
この日は風が強くて、ホームに立っていた自分の真横から風が吹いてきていました。どういうわけか風が気になったんでしょう。言葉で説明しにくいのですが、首の向きを固定したまま、体だけを先にぐいっと素早く捻って、遅れて首がその方向に向くような動きをしたんです。
今なんか自分でもすげー不自然な動きしたなと分かったんですが、分かったのはおいらだけじゃなくて首を向けた先にいた二人の女子高生の視界にもおいらのモーションが入ってたのでした。
二人の女子高生は、口を押さえ笑いこらえるような苦悶の表情をして、おいらのほうから視線をそむけます。
そして二人してひそひそと、
「今なんかあの人、変な動きしたよね?」
聞こえてます。
っていうか、首の方向が変わって女子高生が姿が眼前に飛び込んできたとき、しまった!見られたか!って思ったんですよねえ。案の定でした。
んで、痙攣の話ですが、ストレッチを行った後は重い物を持ち上げる運動をします。重いダンベルなどを上げ下げして筋肉を疲労させると、勝手にぷるぷる震えだしますよね。それを痙攣打ちの準備に応用したというわけですが、そのおもりには学校のかばんを用いました。いつも無駄に教科書が入っていて、それなりの重さになっていたんです。
おいら自身はその二つの行動は真剣そのものですが、親友K、Mから失笑を買っていました。ゲーセンでの腕ストレッチング、かばんによるダンベル運動、可笑しかったですかねえ?
うーむ。
まあ、そうやっておいら独自の研究・創意工夫を重ねながら格ゲーの腕を磨くという作業をひたすらやっていたということですな。
格ゲー雑記・3 そのとき歴史は動いたに続く。
この状態はいわば、アル中になった赤塚富士夫が手をわなわな震えさせながらテレビのインタービューに答えているようなものです(?)
そう!この「手が震える」という現象は、おいらの格ゲー人生の最初を象徴するひとつのテーマだったのです。
KOF94という格ゲーは、弱攻撃(相手に与えるダメージは低いが連続して出せる、あるいは隙が少ない攻撃)の連射が非常に効くゲームで、対戦における肝というべきものです。例えるなら、ボクシングのジャブを高速に打てるようなもの。
一度攻撃が入れば、ロスなく連打することで10ヒット以上攻撃が当たり一気に相手の体力を半分近くまで減らせるという、恐ろしい威力を持っていました。
いかにして連打を制するか。
ボタン連打をするやり方は、主に2通りあってひとつはピアノ打ち、もうひとつは痙攣打ちと呼ばれるものがありました。
前者は二つの指を交互にボタンに打ち付けることで連射を生み出します。後者はというと、腕を細かく震えさせて連射します。高橋名人がスターソルジャーとかでやってた方法ですな。
そういえば!
かな~り昔、16連射に挑戦!とかなんとかの謳い文句で連射測定器ってありましたよね?!でも、定規をビローンと歪ませれば簡単に連射が稼げたという代物でした。すぐ飽きたなあ。
あの頃はなんとか名人ってたくさんいたなあ。名人対決とか。ファミっ子大集合だっけ?ん?渡辺徹が司会のやつは…
あ、ええと話が脱線トリオしたところで戻したいと思います。
つまり、KOF94で対戦相手に勝つべく、おいらも連射の修行を積んだということです。おいらが選んだのは痙攣打ち。
「手が震える」
ここでやっと出てくるわけですね。
いかにして「手が震え」やすい状態を作り出せることができるか。知恵を絞りました。考えました。
結論は、まずは腕のストレッチ。拳を握ると出てくる筋肉を伸ばすため、壁に腕を固定して体をひねるわけですが、体の向きを色々と変えながら行うおいらのストレッチは、端から見ると、さび付いたおもちゃがかくかくと動くように、いや、コロッケが五木ひろしのモノマネでする五木ロボットのように、非常に滑稽に見えていたというんですね。
滑稽に見えた動きというのはほかにも一つ心当たりがあって、JR日暮里駅のホームで山手線を待っていたときのことです。
この日は風が強くて、ホームに立っていた自分の真横から風が吹いてきていました。どういうわけか風が気になったんでしょう。言葉で説明しにくいのですが、首の向きを固定したまま、体だけを先にぐいっと素早く捻って、遅れて首がその方向に向くような動きをしたんです。
今なんか自分でもすげー不自然な動きしたなと分かったんですが、分かったのはおいらだけじゃなくて首を向けた先にいた二人の女子高生の視界にもおいらのモーションが入ってたのでした。
二人の女子高生は、口を押さえ笑いこらえるような苦悶の表情をして、おいらのほうから視線をそむけます。
そして二人してひそひそと、
「今なんかあの人、変な動きしたよね?」
聞こえてます。
っていうか、首の方向が変わって女子高生が姿が眼前に飛び込んできたとき、しまった!見られたか!って思ったんですよねえ。案の定でした。
んで、痙攣の話ですが、ストレッチを行った後は重い物を持ち上げる運動をします。重いダンベルなどを上げ下げして筋肉を疲労させると、勝手にぷるぷる震えだしますよね。それを痙攣打ちの準備に応用したというわけですが、そのおもりには学校のかばんを用いました。いつも無駄に教科書が入っていて、それなりの重さになっていたんです。
おいら自身はその二つの行動は真剣そのものですが、親友K、Mから失笑を買っていました。ゲーセンでの腕ストレッチング、かばんによるダンベル運動、可笑しかったですかねえ?
うーむ。
まあ、そうやっておいら独自の研究・創意工夫を重ねながら格ゲーの腕を磨くという作業をひたすらやっていたということですな。
格ゲー雑記・3 そのとき歴史は動いたに続く。
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