脳内一人旅日記・改

登山、ロードバイク、一人旅好きのつれづれなるブログ。

富士山登山記2008・後半

2008年10月23日 | 登山記
寝袋を広げ空を見つめると満天の星が!
山で見る星ってほんと沢山あってめっちゃ綺麗ですよねえ。
この日は運が良いことに流れ星も拝むことができました♪二人してテンションが上がります。

星も堪能しさあ寝るか、となったところでここからとんでもないカオスが始まることとなります。


ここ本八合目は各登山口のルートが合流してる地点でありまして、ここから頂上までは一本道になります。
よって、一気に人がごった返している状況でした。


とりあえず、登山ツアーのガイドの点呼・号令の馬鹿でかい声が静かに寝ようとしているおいらの耳をつんざきます。さらに、我々が寝床としたちょっとした広場はちょうど登山ツアーの集合場所に適していたようで、どんどん人が集まって隙間もないほど。
人が入ってくる度にヘッドライトで我々の顔を確認してくるのでまぶしくて寝られやしねえ。
かと思えば、俺らを見つけたある登山者は驚いた声で


「人だ!」


ラピュタか!
人間様に決まってるだろ!ばかやろうが!


またあるばばあ連中は

「こんなところで寝てるわよ」「こんなところで寝てるわよ」「こんなところで寝てるわよ」

3人して同じセリフを等間隔で連呼してんじゃねー!ばかやろう!



一度足を踏まれたのでひざを立てて寝ていたところ、ある別の女性登山者は何を勘違いしたのか、


「こんなところに岩があるよ、ここに座って休もうよ」


と、俺様のひざの上を手で押え始めたんですね。

もちろん、そこにごつごつ固い物があることを想像していたその登山者の驚きといったらありません。


「ぎゃあああ!!!」


よほどびっくりしたのか、女性とは思えない異形の生物のような叫び声。


おいらとしては、ざまーみやがれ、はっはっは!

…こんなんばっかで全く眠れませんでした。



そんなこんなで頂上まで登りM君にすでにアップしているウマウマの撮影依頼をすると
「撮ってるこっちも恥ずかしいじゃないですかー」

と、あまり気が進まない様子。しかし、カレーをおごってやったのとセーターを貸してやったことの補償はどうするつもりだと詰問すると、しぶしぶ承諾しました。


かなり人として軸がぶれている富士山登山でしたが、自分の生を、存在を実感できた貴重な山行でございました。


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