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家庭用編み機が全盛期だった昭和30年代

かなり手の込んだ大作だと思い

でもさすがに、編み込みセーターだけは


胴部分は逆さまにしてゴム編み部分

別の一枚は袖と胴部分がかなり磨耗
昔々 私が小学生の頃に編んで貰った‥
母の遺品から出てきたセーターです。

家庭用編み機が全盛期だった昭和30年代
ジャーッとする機械音を耳が覚えています。

かなり手の込んだ大作だと思い
今迄遺していましたが、そろそろ
最期は私の手で始末しようと。。
一目をほどき始めました。

母のこだわりは「All wool」素材。

母のこだわりは「All wool」素材。
小さくなったら編み返しが効くから
(昔はそうやって物を最期まで
使いきったもんです)

でもさすがに、編み込みセーターだけは
崩せなかった様です。
一目でも間違えると‥そこまでの目数を
惜し気もなく解いてしまう母の性格は
几帳面そのもの。。私とは真逆でした。
そんな苦労の末に出来たセーターの
貴重さだけはずっと持ち続けて、
今の私は母の遺品を惜しんでいます。

着るには少し小さいサイズのセーターを
分割してみました。
ラグラン袖は肩幅がサイズレスなので
スヌードとしてファションアイテムに。

胴部分は逆さまにしてゴム編み部分
を上↑にして腹巻き風。


袖部分はハンドウォーマーに。

今冬の寒さには
欠かせないグッズとして活躍しました。

別の一枚は袖と胴部分がかなり磨耗
していたので、編み込み部分のみを
ネックウォーマー風ミニショールに
襟元を飾ります。

母の祥月でもあった2月に
母の温もりを感じながらの作業は
懐かしみながら
幸せを感じた時間でもありました。
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