*
①柚子の中味をくり抜く。
④全体に馴染むまで蒸す。
⑤水気が飛ぶ迄 放置して乾かす。
⑥和紙に包んで2ヶ月程寒風にさらす。
その珍味に出会ったのは30年も前の事
主人の母が毎年作っていました。
ゆべし(柚餅子)という名の厳かな響きとは
かけ離れ‥棚の隅に置き去りにされた様な
あまりの見た目に チョット躊躇しながら
食してみたら「私 好きかも!」でした。
味噌と胡麻の風味とコクに
柚子の香りとで皮が同化してます。
お酒のあてや茶菓に古来より保存食として
地方独自の柚餅子があったそうです。
母の味の記憶をたどって作ってみました。
①柚子の中味をくり抜く。
②八丁味噌と胡麻、砂糖や柚子の実や
刻んだ皮、鰹節を練り込む
(柚子の搾り液でまろやかさを調整)
③皮に詰め入れる。(8分目程)
④全体に馴染むまで蒸す。
⑤水気が飛ぶ迄 放置して乾かす。
⑥和紙に包んで2ヶ月程寒風にさらす。
テルテル坊主の様な感じです。
水分が抜けたら大きさも3分の2程に
縮まります。冷凍保存で1年程OK。
常温に戻せば羊羹程柔らかくなります。
ここ最近の夏日に 塩気と甘味での
お茶タイムは熱中症対策になるかも…
コロナ禍で2年以上会えてない
他県で田舎暮らしの母に持参したら
何と言ってくれるでしょう‥?
味付けには手厳しめの母ですが
久々にあの苦笑いを見たくなりました。
*****