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近付くと フリージアにも似た
歩道の植え込みで見つけました。
ロウ細工の様な透明感を持つ花弁に
太陽光が舞い降りた‥ホッとする冬景色
蝋梅・ロウバイです。
近付くと フリージアにも似た
甘い芳醇な香りがします。
私の冬眠中な頭の奥底から‥
呼び起こしてくれる記憶。。
香りには効能があるようです
いま亡き母が この季節になると生花に
使う花材でした。
水盤に貼られた水と剪定バサミの音
傾きを思案しながら 生ける母の眼差し
私の無関心を誘う様な‥
ほのかに香るロウバイの花でした。
家の何処に居ても
母の気配を感じる様な‥
そんな居心地を思い出しました。
それは 随分と遠い
風の様な優しい記憶でした。
追記: 今回調べて 知りました。
蝋梅の花言葉は 「慈愛」
寒い冬の雪の中でも咲く花の
イメージだと思いました。
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