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古くは万葉の時代からあった植物で
帰り道に
そして そんな話など気にもせず
9月始め頃
夏の残光に包まれながら‥草木の上に浮遊するかの如く咲く小さな花。
可愛いその花には強烈な名前が‥
ヘクソカズラ。。。
葉や茎を触ると悪臭がします。外敵から
身を守る為のものでメルカプタンという
オナラや糞に含まれる物質だそうです。
そんな話を昔 幼い息子と参加した
「植物学者と行くハイキング」で教えて
もらいました。そしてさらに‥
古くは万葉の時代からあった植物で
さるお方は この匂いを嗅いだ事で
子どもが生まれなくなった‥
という話をされ、そこには息子が妙に
納得した顔で聞いていた姿がありました。
帰り道に
「ボクに弟がいない理由がわかった!
お母さんは あの花の匂いを嗅いだんだ」
何ともスゴイ理解力(?)ですが‥只
今まで口に出さなかったけど、やっぱり
弟が欲しかったんだね‥と思いました。
(この事はそれから3年後に犬を飼う
きっかけに繋がっています)
そして そんな話など気にもせず
ヘクソカズラの花は咲き終わった後も
実を連ねながら絡み‥
その繁殖力の強さは凄いものです。
秋の夕日を浴びた黄金の実は
幼い息子の心内を映した思い出でした。
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でもそれはほんの前振りでした。面白くもあり、しんみりと心に入り込む息子さんとの会話があったのですね。
息子さんは覚えているのでしょうか?