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損と得と徳と・・・2021-06-20

2023年08月16日 | 雑感・・3

オークションの返品保証期間  2014-11-08

を、読み直していた。

その中の1文。

********

オークションのページに

「不具合が有った時は到着後3日以内(日にちは様々ですが)に連絡されないと返品保証はできません」

などという言葉がかいてあることがあります。

そして、評価のコメント欄をみると

「不具合品なのに、返品できなかった。」

↑↓

「オークションのページに3日以内とかいてあります。日にちが過ぎていました。ちゃんと説明書きをおよみください」

などというやりとりがあり、購入者は泣き寝入りになったようですが・・・・・。

ところが、

この何日以内などというショップや商店が掲げている期日は無効。効力がありません。

この条文自体が商法の取引法(消費者生活センター調べ)で容認されていないのです。

通販の場合、クーリング・オフの制度があり、これが知れ渡っているため

オークションもクーリング・オフの制度があてはまると売り手も買い手も「思い込んでる」節があります。

が、じっさい、オークション等のショップ・商店においては(個人は別です)

商品説明と実際の品物がちがっていた。

と、いう場合は売り手は返品保証をしなければならない。(買い手は返品保証を請求できる)

と、いう条文があるだけで、日にちなどについてはいっさい触れていません。

*********

商品説明と実際の品物がちがっていた。

と、いう場合は売り手は返品保証をしなければならない。

と、いう部分です。

これにひっかからない売り方を最近、よく見かけます。

いわゆる、現状渡しという売買方法。

AUDIO機器・CDPなど、その内容のひどいのになると、

ーーーー

通電確認しました。当方、素人なので、音出しなどは一切確認していません。

現状渡しになります。画像を見て、確認の上、入札ください。

ーーー

およそ、こんな書き方なのだが・・・

当方でも、1度あった。

ジャンクと書かれていた。

鳴りません。とも、書かれていた。

ある機器のために別機器で内容確認が必要で

壊れていてもかまわなかった。

で、落札し、中を開けて、吃驚!!

ピックアップドライバーとか・・そのほか、

もぬけのから。

これを返品しようとしても、

ージャンクとかいていたでしょうー

ー私どもは、中までは確認していませんー

と、いうことを盾にして、

「ジャンクといえども、中身がないものは、

その「ー機器名ー」とは、言えないものですね。

返品してください」

な~~~んて、良心的なことは言わない。

むしろ、確信犯じゃないかと思ってしまう。

判っていて、売った。ーもっと、悪ければ自分のところで外しておいて、売ったー

こんな調子の売り手がいるわけだから・・・

ーーーー

通電確認しました。当方、素人なので、音出しなどは一切確認していません。

現状渡しになります。画像を見て、確認の上、入札ください。

ーーー

の、機器だって、電源だけ入る状態で

中身の一部がないかもしれない。

で、落札した人が、中身がないと気が付いて

(当然、音も出ないwww)

返品請求しても、

きっと、「現状渡し」に納得されての落札なので、

当方では、返品・返金に応じられません。

と、なるのだろう。

ー商品説明と実際の品物がちがっていた。

と、いう場合は売り手は返品保証をしなければならないー

と、いうものの、

その商品説明が、無いといってよい。

例えば、動作品です。と、一言書いてあれば

動かないというだけで、

商品説明と実際の品物がちがっていた。

と、言えるのだけど

商品説明さえ、まともじゃないから

購入者が、「覚悟の上」で買わなければならなくなる。

だいたい、

古物を扱って、売買しているのに、「音出し確認」ができない素人なんて、いるだろうか?

CDの1枚ももってなかったとしても、

CDの購入してきてでも、鳴らし方を調べてでも

「音出し確認」をするのが、「商売」にしてる人間の当たり前の礼儀で

素人だなどと、言い訳をしている場合じゃない。

これによく似たパターンが

ヤマト運輸のじいさんドライバー。

15kgほどのWADIA6を縦にして運ぼうとするので

「ちゃんと、水平にしてもっていってください」

と、注意したら

「重たいんじゃ!!」

ー代理でも持てるものを????ー

「腰が痛いんじゃ」

ーだったら、会社休んで、治療しろよー

自分がやってることで、もしものことが在ったら

色んな人に迷惑がかかる。

まず、体を治さなきゃと考えるべきだろうし、

ヤマトさんも腰を痛めない持ち方など研修させてるはず。

なのに、ちゃんと持たず、

はてには、腰を痛めてるから、ちゃんと持てないと

客に自慢するwwww

そんな状態で仕事をしなきゃならない

いろんな事情があるだろうとは思う。

だったら、なおさら、

腰を痛めているなら、手押し車を近くまでもってきて

「申し訳ないけど、荷物を載せるのてつだってもらえますか」

と、頭をさげるしかないじゃないか。

それもせず、重いんじゃ・腰が痛いんじゃ・・・

********

なにか、本末転倒・・・

と、しか言えないけど、

こういうのが、オークションでも

まかり通ってる。

ー素人なのでー

ー通電確認しかしてないが、現状渡しー

それで、通るのが、すごいというか・・・

1度どう見ても、壊れていると判るものがあったけど、

現状渡し・・・で

落札されていた。

購入したのは、評価の多さから、

業者だろうと思うけど・・・

やっぱ、泣き寝入りになるのだろうか?

 

鳴っているうちに売ってしまえとかのものを

購入してしまった人が

また、別のIDで、売り払う。

オークションの中は

博打場のごときになってきて、

怪しいと思われてしまうのだろう、

大丈夫と思われる、ネームヴァリューのある所で治したものと

個人がそのまま出したものと、

ひどい格差の落札価格になる。

 

当方のお客様でも、そういう事があった。

1人は、自分と同じことになってはいけないと

返品しなかった。

最終的に当方が買い取ったのだが

(当方メンテナンス品だったこともあり)

それは、落札価格の半分にもならない金額であったのに

どうにもならない機器(治せない)が

山手サービスで、他の機器の部品どりにでも、使ってもらえたら

その機器が活きる。と、

一度もその機器のその音を聴いたことさえない状態なのに

オーナー然とした、考え方を持っていらして

ほんと、頭が下がるというか

こういう方もいらっしゃるんだとなにか、救われたような

拭われたような・・神々しいものをみたような・・・

かと、思えば、

粗悪品をつかまされ、返品もできず、

鳴っているうちに業者に売り払う・・と言い出す方。

それが、あまり、芳しいことではないと思わないのだろう、

それを口に出す。

当方とて、人間である(間違っても化け物ではない)

聞かされたくない話である。

黙って、隠密裏でやってくれといいたい。

以前にあったのだけど、そんな話に

うっかり、そうですか・・と合図値でも打った日には

「山手さんが売ると良いといった」という理論?にしてしまう人。

おそろしくもあり、はっきりと、

「それでは、次に入手した人が、あなたと同じことになるでしょう」

と、答えると

「なんで、私がかぶらなきゃいけない」

と、返ってくる。

自分が騙されたのだから、騙し返しても良いのだ。

と、いう極論になってしまっているのだけど・・・

なにか、やましいという思いもあったのだろう。

だから、「そうですね」と誰かに言ってもらいたかったのだろう。

そうすれば、疚しさから逃れられたのかもしれない。

だけど、そう答えてもらえなかったので

逆ギレになってしまったのかもしれない。

でも、多く、こんなことがあった人は

誰にも漏らさず、オークションなり業者なり、に売り払っているんだろう。

なんといってよいか。

昔話を思い出してしまう。

ある時、お奉行様が1文、誤って、川に落としてしまった。

そこで、人足をたくさん集めて

1文を探し出してくれと頼んだ。

人足も冷たい川にはいって、探せど探せど、見つからない。

だんだん、暗くなってくるし

その1文が見つからないと、駄賃ももらえない。

そこで、人足の一人が自分の懐から1文を抜き出し

素知らぬ顔をして、お奉行様のところに

「ありました。見つけました」

と、届けた。

すると、お奉行様は

「1文といえど、お上(天下様)が作って、皆の暮らしに役立てるようにと遣わされた大切な品である。

その品を川に落として見つからないでは、腹を切って詫びねばならない。

お前は1文をみつけただけだと思っているだろうが

私の命もつないでくれたのだ」

と、話され人足に丁寧に頭を下げた。

そして、多くの人足にも、駄賃を払い

「ご苦労であった」と労ってその場は引けた。

ところが、1文を懐からだした人足は、

連れの人足に本当のことを話し

「俺は、お奉行様に申し訳ないことをした。

だから、俺は川の中の1文を探すまで川からでない。

もしよかったら、お前も手伝ってくれないか」

と、伝えて

二人で探しまわって、明け方ちかくに落とした1文を探し当てた。

「良かった。これで、枕を高くして眠れる」

「寝れねえよ、もう夜明けだぜ」

と、連れがいうと、二人の大笑いが響き渡った。

と、いうような話なのだが

なにか、そんな話が思い起こされた。

 

みんな冷たい川の中で大変な思いをしてるから

と、人足もどこかで、

みんなも助かるし、駄賃ももらえて早く帰れる。

と、良いことをしたつもりだっただろうと思う。

ところが、お奉行様の心根を知り

命よりも大事な1文だという言葉に

かけがえないものとして

扱わなきゃいけないんだと気が付いたのだろう。

 

そして、頭が下がる思いになる、落札者の方は

「よい勉強になりました」と、言っていた。

損をして得をとれ・・というが

損を得(徳)に、価値転換することが

「得をとる」という事なのだなとも思えた。

損を損のままにするから、

損は取り返さなきゃいけないという思いになってしまうのだとは思う。

ましてや、大金になれば

猶更「損だ」と思う。

どういう風に価値転換するか。

「勉強になりました」もそうだろうけど

「私と同じことに他の人がなってはいけない」

あるいは、

「私も、人に同じ目を合わせる人間になってはいけない」

と、いう生きざまにまで昇華するのだから

ささいな出来事かもしれないが

見事な生きざまとも、人柄であるとも思う。



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