先ほど、こういうことを書きました。
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ビット数を仮に音数として考えますと
16ビットは約6万5千通りの表現
18ビットは約26万2千通りの表現
20ビットは約104万8千通りの表現
と、なり
表現される音・音質が全く違います。
それは、例えば
コーラスがきれいだなあというのが16ビットだった時に
ビット数が上がっているものを聴くと
コーラスの人数が判る、3人はA旋律を歌い
5人はB旋律を歌い 7人はC旋律を歌っていて
それが見事なハーモニーになっているのだと判る。
と、いうような違いが出てきます。
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で、記憶が定かでないので、申し訳ないんだけど・・・
確か、マルチビット(ウェーブ波形)は24ビットまでしかない(作れない)と
きいた覚えがあります。
なので、24ビットが最高になるということで、
24ビットのCDPがあれば、どんなすごい音になるんだろうか?
と、思うのですが、
ところが、なぜか、24ビットの音って、冴えないのです。
それは、きっと、なにもかもを解析表現してしまうため
距離感がでにくいというか・・・
写真で言えば、ポートレートも背景も見事にくっきりしている。
ポートレートのお姉ちゃんのそばかすがいくつあるか見えるし
足元にいる、蟻が草の実を運んでいるのも見える。
すると、なにもかもの情報が目の前に一列にならんでいるというか、
眼は、ひとつずつを見てしまうので、総合的な俯瞰ができなくなります。
距離感など判らなくなるほど、何もかもが鮮明になりすぎるわけです。
距離感がないと、陰影やら厚み、深み、実在感など出にくくなります。
(スケッチを考えたら、奥に行くほど、ものが小さくなるわけですが、
ひとつずつ、みてしまう書き方だと、何もかもが平面上に鮮明に描かれてしまう)
このせいか、どうかは、判りませんが
ビット数が上がればよいというわけでもないというのが判ります。
と、いうか、人間の耳が
「24ビットは約1677万7千通りの表現」を認識できないのかもしれません。
もし、耳の認識がかなりのところまであれば、
距離感も見えてくるのかもしれません。
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もしくは、メーカーが24ビットでも、距離感がでるような
音質改善を開発できないというところかもしれません。
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実際、24ビットの機器を改善しても、
なにか、フラット性が強く
現実感に欠けてしまいます。
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そして、より本物に近い音がでる、例えば850LBには、
PCM1704を換装するのですが・・・
では、フラット性が強いかというと、
この問題は、LTD 仕様音質改善とBlue化で
解決しているのですね。
(PCM1704換装以前からフラット性はある)
でも、機器本体は20ビットなのは、変わらないので
実際には、24ビットになりません。
が、20ビットより、わずかにあがり、20.0001ビットとかの実効値がでたとき
20ビットでは、解析しきれないものが、あるいは、アップアップで解析したものが、
24ビットあれば余裕をもって解析できるため、再現が良くなるわけです。
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そこを考えると、デジタル波形のSACDとか・・
72ビットとか?もっと能力があるのですが
これは、音としては、距離感など出てこない。
むしろ、ピックアップはDVDのものなので・・・
映像という形での距離感になってしまう機構なのでしょうね。
実際には音質改善などなどで、
機器本体の20ビットのままなのか、判りません。
もしかすると、もっと出ているかもしれないのです。
音をきいていると、24ビット以上と思ってしまうのですが
距離感や空気感・実在感など半端ないものなので
逆に24ビットの空気感・距離感無し・薄いを思うと
20ビットだからこそできる音質世界なのかと思ってしまいます。
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6LBをトランスポートにして、オデオン24ビットのDACをつなぐと
確かに、6LBとよく似た音をだしてくるのですが、
やはり、距離感とか空気感が薄い。
が、オデオンDACには、LTD仕様音質改善を施していないので
距離感とかでないのは致し方がない。
と、思えるのですが、
逆にWADIA25をLTD-Blueにして6LBにつなぐと
かなりの線まで6LBに近づくのですが
やはり、距離感。情感など6LB単体を追い越せない。
ちょっと、足りないねえという感じなのですが
(誤解されたくないので一つ、25blueのほうが、9blueより、能力、再現性高いと思います)
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こうなると、ますますビット数などどうでもよいと思いたくなるのですが
さすが、
16ビットは約6万5千通りの表現 は、
解像する部分が少なすぎるのでしょうね。
でも、これも、音質改善で距離感・情感出てきます。
*******音質改善などで、
24ビットでは、距離感などなど出てこない。
16ビットでも、デイテールはある意味おおざっぱですが
距離感などなどは出てくる。
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どこに原因があるのか判らないことなのですが、
ひとつ思うのは、
CD自体が24ビットで録音されていない?
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CDは44.1kHz / 16bitで録音されています。
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それであれば、
SACDなどは、24ビットとか・・・もっと?で
録音されているため
最初に書いた、
「ところが、なぜか、24ビットの音って、冴えないのです。
それは、きっと、なにもかもを解析表現してしまうため
距離感がでにくいというか・・・
写真で言えば、ポートレートも背景も見事にくっきりしている。
ポートレートのお姉ちゃんのそばかすがいくつあるか見えるし
足元にいる、蟻が草の実を運んでいるのも見える。
すると、なにもかもの情報が目の前に一列にならんでいるというか、
眼は、ひとつずつを見てしまうので、総合的な俯瞰ができなくなります。
距離感など判らなくなるほど、何もかもが鮮明になりすぎるわけです。
距離感がないと、陰影やら厚み、深み、実在感など出にくくなります。
(スケッチを考えたら、奥に行くほど、ものが小さくなるわけですが、
ひとつずつ、みてしまう書き方だと、何もかもが平面上に鮮明に描かれてしまう)」
こういう事象が耳でも起きているのでしょうね。
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SACDは、確かに明晰です。
が、情感やら気配やら湿り気やら臨場感・実在感という「感」がことごとく音質の外にいってしまっていると感じます。
電子音楽を聴いているのに近いといっていいか。
誰だったが、ミネラル分を一切含まない無機質な水とその音をたとえ
音質改善で出てきた音は
ミネラル分を含むおいしい水とたとえていましたが、
(良い音は、健康にも良いかもしれない)
そんな感じですね。
あ、そうだ。
例えれば、ビット数の高いものは新幹線かなにかwww。
20ビットあたりは、電車かな。
窓を開けて外の風をいれたり、雨が降ってきたら窓を閉めて
外に変な匂いがしてたら社内に流れ込んできたり
自然と一体wwww
まあ・・・
もっといえば、
なぜ、LTD仕様音質改善あたりから、
距離感がでてくるのか・・・
そこが判れば、もっと、見えてくるものがあるのかもしれない。
その理屈を知ることのほうが
もっと、むつかしい気がしてきたwwww
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