KSS151Aと、一口にいってしまっているが・・・
ここ、12年(プラス1年)その中でも
特に、WADIAが多くくるようになって、
KSS151Aについて、
いろいろなことがわかってきている。
よく、当方では
純正オリジナルのKSS151Aの中古良品(ほぼ新品の数値・アイパターン)で
対応すると、書いているが・・・
いわゆる、KSS151Aである限り、
オリジナルであるのは、当然のことになる。
ところが、
長く見ていくことにより、
KSS151Aに、いくつかのパターンがあることがわかってきた。
簡単に分けると
WADIA社などの高級品用(こういう言い方は好きじゃないが・・・)
複数某社がだしている廉価版用(同じく)
おおざっぱに分けるとこういうことになる。
今や、高級機用のKSS151Aの新品はまず、無い。
その考え方から逆にみると
仮に今の価値で
KSS151Aの純正オリジナル(高級品用)の新品が10万~20万と考える。
これが、廉価版に載っているだろうか?
もし、乗っていたら、いまや、廉価版CDPは、
最低でも、10万以上で取引されているだろう。
廉価版という、音に精度がない機器に
KSS151Aの純正品(高級品用)をつけるなんて、
もったいない。
と、いうのが、あって、
(高級機用に使えるピックアップということで、
引き合いが多くあったせいだと思われる)
わざわざ、廉価版用KSS151Aを作ったのではないかと思われる。
基本、ピックアップを載せ替えていない高級機に
廉価版が乗っていたということはなかった。
それくらい、WADIA社もTEAC(エソテリック)などの
高級機は、良い音をだすために、
こだわってきたわけである。
つまり、逆を言えば
高級機用KSS151Aと廉価版用KSS151Aと、では、音が違うということになってくる。
こういう差があるということになってくるのだけど・・・
とうとう、KSS151Aが枯渇し始めたのだろう。
Hマーク付きのピックアップが生産された。
当初、このHマーク付きピックアップの性能については
よくわかっていなかった。
むしろ、純正品として、信じていた。
ところが、VRDS15を触った時だった。
発売当初から、Hマーク付きのピックアップが乗っていたということらしい。
かなりのところまで追い込んでみたものの
なんだか、音がさえない。
VRDS15をみると、2003年ごろ発売・・・とある。
20年近く使用されていたとするなら、
音がぼろくても不思議ではない。
ところが、数値やアイパターンは正常だった。
どこかが、劣化しているのかもしれないと、
高橋、さんざん調べまくったと思う。
呼ばれて、どう思う?
聴かされた音は、一聴では、メリハリがあり
強いインパクトがあった。
これが、素の状態(OHも改善もしていない)なら
そんなものかな~~と思ったかもしれない。
が、OH・改善と行っているからこそ、
メリハリが出てきている・・とも考えられるが・・・
中身・・音の成分が、スカポンタンだった。
「そりゃ~~~、ピックアップがよくないんじゃないんか?」
と、(代理、よくある一点張りwww)返すと、
アイパターンも数値も良い・・・
と、いう。
そこで、思い出すのが
CDM-1の発光ダイオード載せ替えピックアップ。
良いダイオードじゃないのだろう。
馬鹿みたいによすぎる数値がでて・・
アイパターンもよかったが、
3~4日で昇天してしまった。
(おまけを言えば、なっていたというB226から
A727に載せたら、あっというまに劣化した)
「CDM-1の時も、数値もよかったし、アイパターンもよかったけど
あっという間にだめになったじゃん」
と、言い添えると
「やっぱり、ピックアップか・・・」
と、高橋。
多分、そうだと思っていたのだろうけど
KSS151Aに、WADIAには(全体的にだけど)、つかえなくなるものが出てきた。と、
信じたくなかったのだろうと思う。
あきらめるしかない、と、いうところだったろう。
こんなぼろい音のまま
お客様に返却することはできない。
かえてみるか・・・
つぶやいて・・・
純正オリジナル品への交換作業。
しばらくして、
部屋に戻った代理にお声がかかった。
VRDS15を前にすると
CDがセットされる・・・
瞬間。
音が出てきた瞬間。
「あ、違うね。よくなってる」
雲泥の差というべきだろう。
たかが、ピックアップ
されど、ピックアップ
単なる交換部品でしかないはずのものが
こんなに違う。
Hマーク付きが生産されたのは、いつのころかはわからない。
ただ、中国だったかに、生産工場をつくり
ある程度生産したあと、地元の業者?に払い下げたと聞く。
おそらくであるが、
その払い下げられたところで作ったか?
とも思う。
もしくは、CDM-1と同様に
発光ダイオードがおかしいのか。
すでに、純正の発光ダイオードも枯渇してしまったのかもしれない。
よくわからないのは、
Hの意味。
HONGKONG・・とか、地名の意味か。
HOMEなどの自家生産の意味合いか?
最近、何を思ったか
ピックアップシールにJAPANと印字している(ごくろうさまである)ピックアップの販売をみたが・・・
SONY製品とあるだけで、十分、日本の品物とわかるのだが・・・
逆にKSS240Aの生産工場がそのまま、現地に残り
あらたに、再生産しているらしいが、
まともに、検査せず出荷している。
おまけに、型がちがうらしい。
最初のころ、純正の240Aの写真をだしておいて・・・
とどいたのは、偽物でおまけに、全部だめ。
クレームで返金してもらったが、
送り返した住所には届かず
30個もつかえもしない240Aが
宛先住所なし・・で、返ってきてしまったことがある。
研究材料になるか、と、おいてはあるが・・・
まともに動かないもので検証はできないのではと思うwww
(どういうことを、研究するかわかっていないので、そんなことを思う)
そして、
実はKSS151Aには、まだ、怪しいものがある。
これは、当方が
純正品を見極めるためのノウハウなので、
公開することはできないが・・・
KSS151Aだから・・
載せてみたらなったので、大丈夫とか、
こういうものは、まったくあてにならない。
まず、載せてみている機器がなんであるか。
仮に廉価版にのせて、よい音だとしても
WADIAなどの高級機にのせたら、どうだろう?
また、仮にWADIAなどの高級機に載せてみたとして
OHもしていない(最低限であるが)機器が
KSS151Aの良しあしを判別できるとは思えない。
先にかいたVRDS15のように
OH前のくたびれた状態で、
改善も行わない状態で、音の分離も識別(分別?)もまともでないから
かろうじて、良さげな音で聴こえる。
と、いうことがあり得る。
なっているから、大丈夫。
と、いえるだけのバックグラウンドはないのではなかろうか。
そして、もうひとつ。KSS151Aの場合は特に、
発光ダイオード載せ替え品。
これは、だめ。
おそらくであるが、
先にかいたように、
まともな発光ダイオードがすでに、ない。
と、思われる。
(あるのなら、Hマーク付きのピックアップが、あんなに音がぼろくなるわけがないと思う
まともな発光ダイオードがないから、代わりに変なもの(語弊があるが)を使ったと考えれる。
つまり、まともな発光ダイオード自体が、すでにない。(KSS151Aに合っていないものしかないという意味)
なのに、正常に動くかのように、発光ダイオードが売られている・・ということ自体がおかしいと思える)
安く買えれば良い。
いいかえれば、鳴ればよい。
と、いうことになり
『鳴ればよい』という考えの方は
当方の主旨にそぐわない方であるが・・・
こういう方は、当然、当方に来ないだろうから心配していないけどwww
一か八かのピックアップ探しをしていらっしゃるのだろうか・・・(溜息)
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