ハンドメイドlu-x(るっくす)

手作りアクセサリーショップlu-x(るっくす)の店主ホイミのつぶやきブログ
  ~他ブログよりお引っ越ししてきました~

コウノトリ巣立ち間近と悲しい出来事

2017年05月24日 | ひとり野鳥の会


 こんにちわ~^0^

 今日は曇っていて時折雨がパラついていたりして、涼しくて過ごしやすい気温だけど、もう衣替えしても良さそうな徳島です。

 先日、ご覧頂いた 鳴門市のコウノトリ


 3月27日に生まれた雛たちはこんなに↓大きくなりました。


 羽ばたく練習も交代で頑張っているみたいです。


 ひとまわり小さい子はメスで、他の2羽はオスです。

 お父さんとお母さんの帰りを口を開けて待っています(*⌒▽⌒*)

 比較的メスはオスよりも身体が小さいみたいですけれど。


 名前も一般公募で決まったのですよ^^*

 一番大きな長男君が『蓮(れん)くん』(蓮根畑で育ったからかな)
 次男君が『なるくん』(鳴門市の”鳴”をとったらしい)
 一番小さな長女が『あさちゃん』(大麻町の”麻”からとったそうな)

 今日にも巣立ちしそうなぐらい大きくなりました。
 蓮くんは、お母さんコウノトリより大きいんだって(=^エ^=)♪

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 先日、凄く悲しい事故のニュースが飛び込んで来ましたね。

 福井県で『元気くん』と名付けられて県民に愛されて育ったコウノトリのオス。

 島根県で無事お嫁さんを見つけてカップリングして、営巣~孵化~子育て~と忙しいつつも充実し順風満帆な新婚生活を営んでいる最中に、お嫁さんを(駆除対象の)サギと間違えて射殺されてしまった><

 誤射とは言え、県・市の通達の甘さや銃所有者の鳥獣認識の甘さが指摘されています。

 サギっていう野鳥は、我が県では『県の鳥』に指定しているのだけれど・・・所違えば、駆除するもんなのですね・・(悲)

 人の運営するコウノトリの里で生まれて育って放鳥されてどんなに遠くても飛んで行けるコウノトリは、サギとは違ってかなり大型です。 飛び方もぜんぜん違います。

 羽の色も違うし、駆除対象としてサギを見慣れていれば、コウノトリを見た事がなくても、なんか様子が違うぞ!って判ると思う。

 射殺して足環が付いているのを見て慌てたようだけれど。。

 無知なのも怖いけれど、周知されていないのも怖い。

 我が県は、コウノトリがやって来た時、いち早く狩猟禁止を通達したり、半径400mを立ち入り禁止にしたりと、次々と対策を立てています。

 警備員も配備してます。

 最近はコウノトリだけでなくツルも越冬するようになってきたので色々と保護対策に取り組んでいるようですから、対応は早かったです。

 (コウノトリ音頭を作るのも早かった。。。(o≧▽≦)o パパンガパン♪)



 起きてしまった事をどうこう言うつもりはありませんが、この日本で、銃を公認で所持する者は、情報弱者では有ってはならないと思います。

 常に情報通であって頂きたい。そうで無ければ、所持するべきではないと思う。

 ワタシは、探鳥をするためいろいろな県で山歩きをしますが、鉄砲の音が聞こえると恐怖を感じます。

 ほら、よく熊と間違って人が撃たれたとか聞きますもん。 

 だいたいが散弾銃だから、流れ弾に当たる事だって有りそう、非常に怖いです。


 今回は、サギと間違えての誤射との事でしたが、↓手前がサギ(アオサギ)、奥が 国の特別天然記念物のコウノトリ。


 50m離れていても夕方でも、肉眼で見分けが付きます。似ているようで全く違う。見間違っては絶対にイケナイんです。

 大きさもぜんぜん違います。 ツルと間違えるのならわかるけど・・


 余談になりますが、アオサギやゴイサギなどの豊富に居るサギを駆除対象としているのならば、希少なアカガシラサギはゴイサギに姿形が似ているし、ムラサキサギはパッと見 アオサギに見える。

 望遠レンズでかなりズームしないと判別は難しい。
 非常に珍しい種が存在する事は、周知されているのだろうか?

 特別天然記念物と指定は無くとも、島根県はそういう珍しい種が渡りの途中で立ち寄る可能性がある。
 ワタシにとっては夢のような羨ましすぎる地域なんだ。。

 普通にハクチョウの家族が人の生活圏内の用水路でプカプカ浮遊してたりするのだもの!!
(徳島では まずナイよ!!)

 話が反れましたが、コウノトリとは縁の無い県民の皆様も知っていて欲しい。

 コウノトリの飛距離は日本列島をわずか数日で行き来してしまうのですから、どこにでもフラリと舞い降りる可能性は高いのです。

 そして、人を恐れません。 
 ある程度は、人に慣れているので、近くに居ても直ぐには逃げません。

 だから、絶対脅かしたり、怯えさせる不自然な行動をとってはいけません。
 必要以上に近づかないよう人のほうが距離を置くようにしなければなりません。


 奥さんを殺害された元気くんは、残された4羽の雛たち(まだとても小さい)に、必死で暗くなっても餌を運び続けていたようですが、流石に一羽で4羽は育てられません。

 雲南市と兵庫県のコウノトリの郷公園との協議で、雛4羽を保護し、コウノトリの郷公園で育てる事になりました。
(リンク先のFBで保護された雛達の様子が見られます)

 人が雛たちを捕獲している間、元気くんは、人がいるのにずっと雛のそばを離れなかったようです。

 そして、雛が居なくなった巣にときおり帰っては、ぽつんと佇んでいるようです。 

 奥さんと子供達を一気に失った元気くん、可哀想すぎますね。
 子供たちが順調に育ったら会わせてあげたいな。

 誤射されてしまった元気くんの奥さんは豊岡市で生まれ、多くの人に見守られ野生復帰プロジェクトの一環として順調に進んでいました。

 特別天然記念物のコウノトリは、一羽につき多額の費用がかかっていると聞きます。
 今回の誤射は、いろいろな意味で大きな損失だったと言えます。

 多くの島根の方々も成長を楽しみにしていて やりきれない想いでいると思います。
 傍らに亡くなったお母さんのパネルを置いて たくさんの花が添えられているそうです。


 元気くんを遠くから温かく見守っていた福井県のファンの皆さんも、さぞかしガッカリされた事だと思います。

 元気くんは、まだまだ若い。
 辛い経験を乗り越えてまたどこか安全な地で根を下ろしてくれるようにと願ってなりません。

 野鳥は、雛を無事に育て上げれば、安住の地として定住してくれます。(最初が肝心です!)

 人との共存は多くの壁がありますが、きっとまた元気な姿を見せてくれるに違いありません。

 我が県で生まれた雛たちが巣立つ日も近いでしょう。

 そして、この家族以外にもコウノトリの雄(たからくん)が鳴門市には住み着いているよ^w^
 このたからくんは、元気くんの弟で同じ福井県から放鳥された子なのですって。

 ワタシはまだ たからくんには会えていないなぁ。。

 よそへ飛んで行っちゃう前に会えたら良いのだけれど。

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