映画「ぱいかじ南海大作戦」
夏だ~! 海だ~!という季節が近づいて参りました。
しかし、この映画の主人公・佐々木の旅はそんな楽しいものではなく、職も家庭も失い、南海の孤島へと独り寂しく旅立つのです。この佐々木を、いまや映画界を牽引する「2大阿部ちゃん」のうちのひとり、阿部サダヲが演じます。
実は孤島といっても、町のスーパーへ行けばだいたいのものはあるし、カードも使える。
その上、佐々木は浜辺でサバイバル生活を謳歌するリタイア男性4人組と出会い、今までと180度違うライフスタイルや考えの大らかさに心が大いに癒され、「楽園だ!」と目からウロコで大満足して眠りに落ちたのだが…。
ここからが急展開! ホントのサバイバル体験を佐々木は余儀なくされるのだ!
そこへやってくるのが、都会を離れちょっとしたサバイバル生活を求めてやってきたオッコチという青年。
これからがおもしろい。自分のされたことをオッコチにもしてやろうと虎視眈々の佐々木だが、結局アニキ分として共同生活を始めるのだ。この、人の良さ、開き直り、心情の変化が自然に出せるのは阿部サダヲという役者ならではと思う。
このあとさらに、お気楽な2人組の女性陣が加わると、笑いや楽しさがさらに盛り上がる。
また、沖縄の離島ならではの美しい風景や、手作りランプをたくさん吊るした夜半の風景などもみどころだ。
ラスト前、自分の過ごしてきた日常と向き合う場面がある。売れっ子カメラマンだった佐々木はこのとき、実はピリピリギスギスした職場の雰囲気を周囲に与えていたのは自分だったのではないか…と、内省する。ここが観ている皆さんも、ハタとわが身を振り返るところ。
そして佐々木はどうするのでしょうか・・・。
原作は椎名誠。彼らしい作品ですね~。実は昔「本の雑誌」の愛読者でした。キーワード「ぱいかじ」とは何かは、映画の中でどうぞ。
仕事に疲れて南の島へ逃避したいアナタ。単に大笑いしたいアナタ。沖縄離島大好きなアナタ。オススメです。
監督:細川徹
出演:阿部サダヲ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希
7月14日より新宿バルト9ほかロードショー
http://paikaji-movie.com/index.html
夏だ~! 海だ~!という季節が近づいて参りました。
しかし、この映画の主人公・佐々木の旅はそんな楽しいものではなく、職も家庭も失い、南海の孤島へと独り寂しく旅立つのです。この佐々木を、いまや映画界を牽引する「2大阿部ちゃん」のうちのひとり、阿部サダヲが演じます。
実は孤島といっても、町のスーパーへ行けばだいたいのものはあるし、カードも使える。
その上、佐々木は浜辺でサバイバル生活を謳歌するリタイア男性4人組と出会い、今までと180度違うライフスタイルや考えの大らかさに心が大いに癒され、「楽園だ!」と目からウロコで大満足して眠りに落ちたのだが…。
ここからが急展開! ホントのサバイバル体験を佐々木は余儀なくされるのだ!
そこへやってくるのが、都会を離れちょっとしたサバイバル生活を求めてやってきたオッコチという青年。
これからがおもしろい。自分のされたことをオッコチにもしてやろうと虎視眈々の佐々木だが、結局アニキ分として共同生活を始めるのだ。この、人の良さ、開き直り、心情の変化が自然に出せるのは阿部サダヲという役者ならではと思う。
このあとさらに、お気楽な2人組の女性陣が加わると、笑いや楽しさがさらに盛り上がる。
また、沖縄の離島ならではの美しい風景や、手作りランプをたくさん吊るした夜半の風景などもみどころだ。
ラスト前、自分の過ごしてきた日常と向き合う場面がある。売れっ子カメラマンだった佐々木はこのとき、実はピリピリギスギスした職場の雰囲気を周囲に与えていたのは自分だったのではないか…と、内省する。ここが観ている皆さんも、ハタとわが身を振り返るところ。
そして佐々木はどうするのでしょうか・・・。
原作は椎名誠。彼らしい作品ですね~。実は昔「本の雑誌」の愛読者でした。キーワード「ぱいかじ」とは何かは、映画の中でどうぞ。
仕事に疲れて南の島へ逃避したいアナタ。単に大笑いしたいアナタ。沖縄離島大好きなアナタ。オススメです。
監督:細川徹
出演:阿部サダヲ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希
7月14日より新宿バルト9ほかロードショー
http://paikaji-movie.com/index.html