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映画「
ハンティング・パーティ」
本日の映画紹介は
リチャード・ギア主演の「ハンティング・パーティ」です。
ギアというと、「
プリティ・ウーマン」をはじめとする甘ーい2枚目をイメージするのですが、今回は花形からどんぞこに堕ちたジャーナリストの役。
ボスニア・ヘルツェゴビナの紛争後、未だにつかまらない戦争犯罪人を追い詰めていく話を主軸に、相棒として「
クラッシュ」や「
ハッスル&フロウ」で目覚しい演技を見せた
テレンス・ハワードが、相棒のカメラマンとして脇を固めます。
前半は社会派な切り口で「
ホテル・ルワンダ」や「
ナイロビの蜂」的雰囲気なのですが、中盤から追いつ追われつの動きのある展開となるため、重苦しい雰囲気がないのが違います。それが好きか嫌いかで評価が分かれるでしょう。
接触する相手も嘘か誠か、そしてラスト、危機一髪!
ちょっとできすぎでは?と思うかもしれませんが、実は実話に基づいており、エンディング・ロールでの実物のご登場もご愛嬌。
シリアスにならず、かつ、表に出ない戦争の1面を切り取っていることと、ジャーナリストとライターとの大きな違いを垣間見た作品です。
2008年ゴールデンウィークにシャンテ・シネなどでロードショー