映画「
劇映画 孤独のグルメ」
©2025「劇映画孤独のグルメ」製作委員会
昨日から始まった第37回東京国際映画祭。え、もうそんなになるの、というくらい参加させて頂いています。
今年の審査委員長は、トニー・レオン。
どこかで見かけられるかな~?(でも、私服になると普通のおじさんになってしまうのが残念。)
さあて、今日からガンガン観ましょう。
本日は、TVをつけると途中の場面からだがよく見かける「孤独のグルメ」の映画版。
それにしても、個性的な番組でグイグイと惹きつけるのが上手なテレ東さん。
主演の松重豊は、これで名脇役のおじさんの中からググっと全国区になりましたね。
でも、お店に入って食べるだけはTVの30分なら耐え得るけど、映画は難しいんじゃないの、と思った皆さん、当たりです。
だから、松重演じる主人公の井之頭五郎が、フランス・パリや韓国まで遠征、しかも、ある人物の依頼を受けて、食材を探しに行くというストーリーを、きちんと組み込んでいます。ただ食べて「うーん、これはいい」と言っているばかりではないのです。
それに、くたびれたサラリーマンかと思っていたけど、そうではないんですね。
なんとなくTVで観ていた人も、五郎さんがどんな人なのかがはじめて分かるかも。
もちろん、食べて、ぶつぶつ語るシーンは随所にありますので、お楽しみに。
TV版での本作ヒットの背景には、食べるシーンがおいしそうなだけでなく、松重さんの食べ方、つまりきれいに食べるというのが、好評の理由の一つのようですね。
映画でもいかんなく発揮されています。
それに、昔の日本映画にはよくあった、「そんなばかな~、ありえ~ん」といったシーンもあり、映画の楽しさを感じました。
最後には本作パロディも。ちなみに五郎役は、脇役界で似た位置のあの人が、三軒茶屋さんとして出演しているのもオマケです。
ま、気軽に観れる1本です。