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映画「恋と愛の測り方」
一雨ごとに春が近づくと言いますが、冬並みに寒くなったり、暖かそうな日差しなのに北風がピューピューと冷たかったり、なかなか良い気候には程遠いようです。
と、そんなお寒い気分を一掃しようと脳天気なラブコメでも観て見ようかぁ~と出かけたのが、「恋と愛の測り方」。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイと「アバター」や「タイタンの逆襲」のサム・ワーシントンとくれば、華やかで大味な恋愛模様と思うハズ。
前回も言ったけど、凝ったストーリー展開や感動、あるいは映像美となーんも関係ない、脳天気な映画が必要な日も人間にはあるのです。
多分、公開されたらそう思ってフワフワしながら観るカップル、多いと思います。それが観終わって出てきたときにはなーんかシリアスな雰囲気に…。2人の関係を見つめなおしたりして…。
脳天気なラブコメを観たかった私も、出てきたときは「あ、違った。シリアスだった。アイターっ!」って感じでした。
でもシリアス系恋愛ドラマと思うと、このタイトルが生きてくるんですね。なんでこの人とここまで深い付き合いなのに結婚ではなかったのかとか、なんでこの堅実なでも面白みのない人とは結婚だったのか、とか。
それにしても、違う意味でキーラ・ナイトレイの冒頭のシーンには驚かされます。まったく胸がない。えっ、こんな美しい人に普通盛りもない。なのにその格好を隠しもせず撮る監督はどうなの!!
ともかく、脳天気な映画が観たい人にではなく、恋愛について考えてみたい人、倦怠期を見つめなおしたいカップルにはオススメの映画です。
映画「恋と愛の測り方」
出演:キーラ・ナイトレイ、サム・ワーシントン、エヴァ・メンデス、ギョーム・カネ
<ストーリー>
ジョアンナとマイケルは、結婚3年目。仕事はファッション誌のライターと建築関係。ニューヨークのマンションで、誰もが憧れるような充実した毎日を送っている。ところが、そんなふたりに初めての危機が訪れる。きっかけは、マイケルの同僚ローラだ。ジョアンナは夫と彼女が惹かれ合っていることに気づいてしまう。折しもマイケルがローラと泊まりがけの出張へ旅立った日、忘れられない昔の恋人アレックスがジョアンナを訪ねてくる。それぞれが気になる別の相手と、一夜を過ごすことになったふたり。夜が深まるにつれ4人の想いは、激しくも切なく交差していく。果たして絡まった恋と愛の、行き着く先は──?
5月12日より新宿ピカデリー他ロードショー
http://www.alcine-terran.com/koitoai/