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映画「プリズナーズ」
昨日夜、知人のイラストレーターさん作品が展示されている恵比寿の小さなギャラリーに出向いた。その帰り、同行者とともにある店に立ち寄る。
表には特に大きな看板もないが、中に入ると広い空間にカウンターと無数のレコードが目に入る。ウイスキーのレパートリーも幅広く、豊穣な香りと真空管から流れる音楽を楽しむ大人の空間となっている。
ちょうどJAZZシンガーのAさんが訪れており、彼女の曲がかかったり、コンボの「Aトレ」の映像が壁面に映し出されたり、JAZZをやってきたものにはうれしいひとときを過ごすことができた。
と、思ったら、カウンターの中と外で急に喧嘩が始まった。客の態度か言動が名物マスターの怒りに火をつけたらしい。
最近は聞かなくなった店主の「出てけ!」の声に刺激を受け、今回は「怒り」がテーマの映画を紹介しよう。
演じて良し、歌って良し、踊って良し、アクションも良しのヒュー・ジャックマンの主演作。相手役がこれまた主役を張れるジェイク・ギレンホール。
娘を誘拐された父親が疑わしき相手を執拗に追い、刑事がそれを探っていく。その中で警察の捜査に業を煮やした父親が一線を越えて…という重い内容だけに、この二人を揃えたのだろうと思われる。
容疑者約のポール・ダノは、本当に疑わしく怪しい奴を怪演して疑惑に拍車をかけるが…。
大事なものを奪われ誰にも頼れないことへの怒りや焦燥と、本当に疑わしき者を罰してもし間違っていたら・・・という背中合わせの内容を本作ははらんでいる。
ラスト落ちは「タイタニック」。
新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
■公式サイト http://prisoners.jp