徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

ボウリング・フォー・コロンバイン

2007年04月11日 | ★★★★


ボウリング・フォー・コロンバイン
原題:Bowling for Columbine
おすすめ度:
制作:2002年 カナダ 
制作: チャールズ・ビショップ  ジム・チャルネッキ  マイケル・ドノヴァン  キャサリン・グリン 
出演:マイケル・ムーア チャールトン・ヘストン マリリン・マンソン マット・ストーン ジョージ・ダブル・ブッシュ

マイケル・ムーアの名前が世界的に知られるきっかけとなったキュメンタリー映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」です。思えばこの時期から、マイナーだったドキュメンタリー映画が一気にメジャーシーンに躍り出てきましたよね。その口火を切ったのは間違いなくこの作品だと思います。

1999年アメリカコロラド州で起こったコロンバイン高校銃乱射事件を切り口に、アメリカの銃社会を批判した作品です。事件を起こした犯人が銃を購入した大手ディスカウントストアに乗り込んだり、全米ライフル協会会長(当時)チャールトン・ヘストンにムーアお得意のアポなし突撃取材を敢行したりと、それはもうアグレッシブです。(その後チャールトン・ヘストンは責任を問われ辞任に追い込まれる事となります)

また、犯人が影響を受けたとされる、マリリン・マンソンや「サウスパーク」の作者マット・ストーンにもインタビューします。他にもカナダやイギリスなど外国の銃に対する意識の違いを比較したりと様々な角度からアメリカの銃社会の異常性、国民の危機管理意識などを浮き彫りにしていきます。

ムーアのジャーナリズムは、ブラックユーモア満載で、わかりやすく、観ていてとても気持ちいい。「ホワイトハウス認定危険人物」という素敵な認定を受けているマイケル・ムーア氏。命にだけは気をつけてこれからも頑張って欲しいと思います。

ボウリング・フォー・コロンバイン@映画生活



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マリリン・マンソン (Kaz.)
2007-04-12 00:39:35
このドキュメンタリーで、マリリン・マンソンだけが唯一まともな事を言ってましたね~。
この人の思慮深さには正直、見直しました。(・ω・)bグッ
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冒頭のシーン (アベッチ)
2007-04-12 00:55:53
髭ダルマLOVEさん、こんにちは!

銀行の新規口座の粗品がライフルだったのは、かなり驚きました。
日本だったら、万能包丁とかキッチンバサミみたいな感覚なんでしょうかね。それでもライフルはないだろうと思いますが…。

マリリン・マンソンやマット・ストーンのインタビューを見ながら、10代って必ずしも幸福とは言えない厳しい時代だなと、つくづく思いました。
これからの長い人生から見ると10代の時期は短いのだけど、その渦中にいると、この苦しみが永遠に続くと思ってしまうんですよね。

ムーアのように、冷静に温かく受け止めてあげれる大人がたったひとりでもいると、また違ってくるのだろうなと思ったりするのですが、なかなか難しいのでしょうね…。
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Kazさんへ。 (髭ダルマLOVE)
2007-04-12 02:47:07
コメントを下さりありがとうございます^^


>このドキュメンタリーで、マリリン・マンソンだけが唯一まともな事を言ってましたね~。
そうなんですよね。とても紳士なコメントでしたね。私も、コレを観て彼に対するイメージが変わりました。
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アベッチさんへ。 (髭ダルマLOVE)
2007-04-12 03:01:27
コメントありがとうございます^^


>銀行の新規口座の粗品がライフルだったのは、かなり驚きました。日本だったら、万能包丁とかキッチンバサミみたいな感覚

そうそう(笑)理解の範疇を超えると、事実もコントのように映りますよね(笑)


>ムーアのように、冷静に温かく受け止めてあげれる大人がたったひとりでもいると、また違ってくるのだろうなと思ったりするのですが、なかなか難しいのでしょうね…。

そうですね。ムーアのように権力に媚びず正しいことを頑なに追求する姿勢の大人はなかなかいないですよね。確かにすごい人です。でも、ムーアみたいな人が
人沢山いたら、意外と面倒くさいかもしれませんね(笑)
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アメリカは凄いですね。 (ワトソン)
2007-04-12 17:36:08
こんにちは 現実のアメリカの銃社会の怖さが良く判りました。簡単に手に入る銃も凄いが、スーパーマーケットのワゴンセールの弾が売っていたりする日常では、
暴発事故とか脅しで撃たれたりもするだろうと思います。日本はまだ安全ですね。
それにしてもボーリングへ行ってからの惨劇と言うのはどう受け止めればいいのでしょう。
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ワトソンさんへ。 (髭ダルマLOVE)
2007-04-13 03:47:50
>それにしてもボーリングへ行ってからの惨劇と言うのはどう受け止めればいいのでしょう。

彼らの中では、ボーリングと銃殺がほぼ等しい行為だったのかもしれませんね。「ボーリングのあとカラオケ行こうよ」的な…??真意は分かりませんが、そうでないとあんな安易にあんな真似はできませんよね。

…なんて、大して詳しくもないのに憶測でこんな事言っちゃう私も私かもしれませんが。とにかく理解に苦しみます。
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