2021年令和3年1月24日
神戸新聞、スポーツ欄、文字起こし
ハーフタイム
ロングスローの威力
山梨学院が11大会ぶりに優勝を飾り、幕を閉じた
全国高校サッカー選手権。第99回を数えた今大会で
注目を集めたのがロングスローだった。
近年、多くのチームが相手陣内で多用し、準優勝した
青森山田は3回戦で3得点をロングスローから
挙げた。その破壊力が話題を集める一方、足ではなく
手でゴールを演出することや、力業への違和感からか、
ネット上では一部批判の声も上がった。
現場の声はどうか。2大会連続16強入りした
神戸弘陵(兵庫)の谷純一監督はパスサッカーを志向
してきただけに「前は好きではなかった」と
明かしつつ、「いろいろ調べた結果、今は点を取る
有効な手段と思っている」と明かす。
理由の一つは 「角度の違い」。頭上が起点の
スローインは、地面から蹴るCKやFKとは異なる放物線
を描く。それで守備側の〝事故〟を招きやすい
という。神戸弘陵が兵庫県予選準決勝で滝川第二を
沈めたFW徳弘匠(現関西学院大学)の逆転弾も、
ロングスローのこぼれ球だった。
(注釈。本戦の帝京長岡戦では、
ロングスローのこぼれ球から失点)
青森山田OBのJ1神戸MF郷家友太が「どんな形でも
ゴールはゴール。使える武器は使う」とツイッターに
投稿したように、ルール上は全く問題ない。長身GKや
屈強なDFがそろうプロではあまり見かけないが、高校
では引き続きロングスローが猛威を振るうのが、
それとも対抗する戦術が出てくるのか。
興味は尽きない。(山本哲志)
5月14日(金)閲覧数:465PV 訪問者数:297人
神戸新聞、スポーツ欄、文字起こし
ハーフタイム
ロングスローの威力
山梨学院が11大会ぶりに優勝を飾り、幕を閉じた
全国高校サッカー選手権。第99回を数えた今大会で
注目を集めたのがロングスローだった。
近年、多くのチームが相手陣内で多用し、準優勝した
青森山田は3回戦で3得点をロングスローから
挙げた。その破壊力が話題を集める一方、足ではなく
手でゴールを演出することや、力業への違和感からか、
ネット上では一部批判の声も上がった。
現場の声はどうか。2大会連続16強入りした
神戸弘陵(兵庫)の谷純一監督はパスサッカーを志向
してきただけに「前は好きではなかった」と
明かしつつ、「いろいろ調べた結果、今は点を取る
有効な手段と思っている」と明かす。
理由の一つは 「角度の違い」。頭上が起点の
スローインは、地面から蹴るCKやFKとは異なる放物線
を描く。それで守備側の〝事故〟を招きやすい
という。神戸弘陵が兵庫県予選準決勝で滝川第二を
沈めたFW徳弘匠(現関西学院大学)の逆転弾も、
ロングスローのこぼれ球だった。
(注釈。本戦の帝京長岡戦では、
ロングスローのこぼれ球から失点)
青森山田OBのJ1神戸MF郷家友太が「どんな形でも
ゴールはゴール。使える武器は使う」とツイッターに
投稿したように、ルール上は全く問題ない。長身GKや
屈強なDFがそろうプロではあまり見かけないが、高校
では引き続きロングスローが猛威を振るうのが、
それとも対抗する戦術が出てくるのか。
興味は尽きない。(山本哲志)
5月14日(金)閲覧数:465PV 訪問者数:297人